今日12月21日で8ヶ月を無事に生きた3人目の孫「悠雅君」
8ヶ月もたてば…というのか、わずかに8ヶ月で…というべきか、かなり自我意識がはっきりし始めた。
同時に、ホンの少し行動がともなうようになってきた。
歩行器の縦横無尽は言うに及ばず、床に腹這いにさせたと思ったらすぐに、胸と脚をいっぱいに使って目的に向かおうとする。ただ手が思うに任せない。それでも目を丸くして、ほふく前進するその努力たるや滑稽ながらも目を見張らせる。
ついこの前まで30㎝も進めなかったのに、今や1㍍も移動出来るようになった。
ご機嫌なときは仰向けになって、脚を高く上げてドンドン床を打ち付ける。
痛いのではないかと、ショックを和らげる手がつい出てしまう。
そうして2・3時間も遊んだらさっさと帰っていく。また二人っきりの静寂がやってくる。
だから遊びに来ている間は、他のことを後回しにしても孫の相手だけをしてやれる。帰ってからゆっくり処理すれば済むことがほとんどだからである。
これは、たまにやって来るから言えることである。実際に同居で、四六時中孫守となるとヒスが出るに違いない。と思いつつ、子どもが子どもを産んだような未熟な夫婦をなんとかしてやらねば…と、熟練でもない夫婦が、出来る範囲の手助けをしている。
昔の人はお年寄りも・若い者も・子どもも・犬も猫もみんな我慢強く辛抱強かったのだろう。
一つ屋根の下でお互いの温もりを感じることが、大きな生き甲斐になっていたのだろう。
しかし今は、子育て卒業を喜び、静けさを求める気持ちが結構強い。
生後たったの8ヶ月の孫に、何かしら教えられた気分になっている。