いよいよ心せわしく、お正月を迎える準備に本腰を入れる。
今年のお正月は、注連飾りも無し。神棚への鏡餅もお灯明も、榊さえ立てられなかった。もちろん年賀状もない。言ってみれば極めて静かな、ひっそり身をかがめた年頭を迎えた。
母を見送って初めて迎えるお正月なのだから、至極当然のしきたりにのっとっただけのことである。
母の喪が明けた今年、早めに出来る限りの準備をして新春を迎えたい気分である。
先ずは年末のお墓参り。この一年、無事に過ごせた報告と感謝を込めて。
注連飾り、活花用のお花などを購入。仏壇・神棚へお供えする鏡餅は昨夕「ウィーン…」という機械音がホンの少し唸っただけでホッカホカのつきたてお餅の出来上がり。お供えするウラジロやユズリ葉は近くの山で手折ってきた。
明日の朝から備え付ければ、迎春の準備万端整うことになる。
たったこれだけのことである。が、これが出来るからたったこれだけ…と思うだけのことなのだ。
するべきではない・出来ない…となると、これら一連の行事が随分大きく、大切なことに感じられる。
その向こうに、出来ない大きな理由が横たわっているのだから。
出来れば何事もなく、年々歳々華やかな正月飾りで新年を迎えたい。
しかし人の世は無常である。それが出来ない時が必ず何度かやってくる。やりたくてもやれない悲哀を噛みしめておくことで、やれるときの充実感は倍加する。
お正月の準備万端整えられる状態に感謝しなければバチが当たる…などと思ってしまう。
ただ家族全体としては、決して順風満帆な一年ではなかったのだが……。
今年のお正月は、注連飾りも無し。神棚への鏡餅もお灯明も、榊さえ立てられなかった。もちろん年賀状もない。言ってみれば極めて静かな、ひっそり身をかがめた年頭を迎えた。
母を見送って初めて迎えるお正月なのだから、至極当然のしきたりにのっとっただけのことである。
母の喪が明けた今年、早めに出来る限りの準備をして新春を迎えたい気分である。
先ずは年末のお墓参り。この一年、無事に過ごせた報告と感謝を込めて。
注連飾り、活花用のお花などを購入。仏壇・神棚へお供えする鏡餅は昨夕「ウィーン…」という機械音がホンの少し唸っただけでホッカホカのつきたてお餅の出来上がり。お供えするウラジロやユズリ葉は近くの山で手折ってきた。
明日の朝から備え付ければ、迎春の準備万端整うことになる。
たったこれだけのことである。が、これが出来るからたったこれだけ…と思うだけのことなのだ。
するべきではない・出来ない…となると、これら一連の行事が随分大きく、大切なことに感じられる。
その向こうに、出来ない大きな理由が横たわっているのだから。
出来れば何事もなく、年々歳々華やかな正月飾りで新年を迎えたい。
しかし人の世は無常である。それが出来ない時が必ず何度かやってくる。やりたくてもやれない悲哀を噛みしめておくことで、やれるときの充実感は倍加する。
お正月の準備万端整えられる状態に感謝しなければバチが当たる…などと思ってしまう。
ただ家族全体としては、決して順風満帆な一年ではなかったのだが……。