「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「4月3日、花見あれこれ」

2022年04月03日 | 季節の移ろい・出来事

           
               錦帯橋河原で花見を楽しむ人たち(昨年の写真)

4月3日といえば、子供のころから花見の日、山あがりの日、と決められていた。なんでそうなったのか理由はよくわからないが、大人も子供も桜を楽しむ日としてこの日を待った。特に子供たちにとってははしゃぎまくる楽しみな日であった。
貧富の差が激しかったその当時は、花見弁当も差が付いていて、みんなの前で広げるのがこっ恥ずかしかったのを思い出す。

今年も4月3日のこの日、3000本のソメイヨシノがひしめく錦帯橋周辺は、まさしく今を見ごろの満開を迎えた。しかも日曜日ときたら、遠来の花見客が殺到する。河川敷の特設駐車場も満杯になりそう。こんな日は遠来の人たちに席を譲ろうと、出かけたクルマをUターン。近くの公園で昼ご飯だけを頂いて帰って来た。少しの心残りを、花見あれこれ桜にまつわる句などを拾ってみた。

    すさまじや花見戻りの橋の音    政岡子規

    とく起きてはや疲れたる桜狩    山口青邨

    天守まで聞ゆ農夫の花見唄     草間時彦

    公園の雨の初花見に出づる     山田みづえ 

    朝桜見て新人賞の人に見ゆ     山口青邨

 

      世の中は三日見ぬ間のさくらかな

      酒なくてなんの己がさくらかな

      コロナ禍になんの己がさくらかな

      アッシーのノンアル手にする花見かな

      さくら守シート角度に目が光る

 『 明日ありと思う心の仇桜、夜半に嵐の吹かぬものかわ 』  親鸞聖人

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「成人とは」

2022年04月02日 | ビッグニュース

               

明治時代から今日まで約140年間、日本での成年年齢は20歳と民法で定められていた。この民法が改正され、2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に変わることになった。 約140年ぶりに成年の定義が見直されることで、何が変わるのか、私たちの暮らしにどのような影響がもたらされるのか、少し予習をしておく必要があるのかな。

成人式そのものの時期や在り方に関しては、法律による決まりなどはないという。各自治体の判断で成人式は実施されているとおり、多くの自治体では、1月の「成人の日」前後に開催していくのであろう 。ただこの時期は、高校三年生という大学受験の重大事と重なるため、「本当に18歳の人たちのためになっているのか」というところが欠けては、本末転倒である。

また、成人年齢は18歳に引き下げられたが、飲酒・喫煙のお許しが出るのは飽くまでも「20歳」のままということである。これだけは忘れてはならない。 今ひとつ、民法の改正により、2022年4月1日以降、18歳以上は民法上「成人」として扱われる。 したがって2021年4月現在の高校3年生は、来年の4月1日から成人という扱いになるということ。さらに重大事は、選挙権が与えられことである。ここらあたりも、本人はもとより保護者も理解しておいた方がよさそうである。

ぐだぐだ御託を並べているこの身の成人式は60年も前の話になる。明治時代から今日まで約140年の間続いた成人とは二十歳から、と言う中ではいったい何年目に当たるのだろう。
初めて自分の力で買ったスーツにネクタイで、1月15日の成人の日。市の古い体育館にギューギュー詰めで、小難しい祝辞を聞いたような。

その後は地域の青年団の先輩方が、今日から大手を振って酒を呑んでいいんだから、とかなんとか言われて、飲めない酒を結構突っ張って口にしたような。
そして正直に思ったのは、今日からは自分の意思で大きなことは決められるという安堵感と責任感。何より、次男坊とはいえ「オレは男だ、しっかり働いて親を裕福にさせたい」などと真面目に考えた二十歳だったような。いいとこ取りの記憶かもしれないが。

色々議論はあったのだろうが、何で18歳から成人なのか。明確な納得がない分、孫君へのアドバイスも指示も少し曖昧になる。でも、間違いなくこの4月から、18歳は成人である。

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「クラブ活動の行方」

2022年04月01日 | ニュース・世相

                                    

3才からプラスティックバットをブンブン降り始め、4才から木製バット、小学校1年生から金属バットを振って腕力を鍛えて来た野球好き孫君が、この春から中学生になる。中学校での野球部生活を楽しみに、校区内をはみ出して校区外の中学校に入学することにした。校区内の中学校は、人数が少ないため野球とかサッカーといった大人数のクラブ活動が存在しない。止むを得ずの校区外通学である。

少年ソフトボールのお陰で、顔なじみの先輩がたくさんいるその中学校で、クラブ顧問やコーチの指導を得て大きく夢を広げていくはずであった。
岩国市教委は、中学教員の負担軽減、いわゆる働き方改革の一環として、クラブ顧問の指導時間を軽減する方法を、向こう1年で検討し2023年度から順次移行していきたいという方針を明らかにした。要するにクラブ顧問による休日の指導は無し。平日も時間制限を設けて可能な限り顧問教師の負担を軽減する。では生徒の練習を誰が見るのか。地域の有志にお願いしていこうということらしい。

全てが決まったわけでもなく、これから検討ということではあるが、希望を持って中学校に入学するスポーツ少年にとっては、先細りの感は否めない。
かといって、確かに忙しすぎる教師の日常を間近で見ているだけに反論もしにくいところではある。
それぞれの競技において、顧問教師の代役となる有能な人材が地域にいてくれたら問題はないのだが、そううまく行くのだろうか。保護者の一人としては微妙な心境である。

いずれにしても、中学時代から本気モードでスポーツ選手を目指そうというなら、クラブ活動に頼る旧態依然とした中学生活では対応できなくなるということか。思い切ってクラブチームなど、地元で長年の実績を持つチームに入って、腕を磨くという選択肢もある。少子化という時代の流れは、色んなところに影を落とすようだ。

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