まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『君も人間か?(原題)』11話まで

2019-02-12 22:33:12 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

なんと・・・人間シン、既に意識が戻っていたのです

と言うか、身体が動かなくて、目が開けられなかっただけで、意識はあったようです。だから、周囲の人の思惑、それに伴う行動をずっと感じていたのです。

 

人間シンの指が動いた事に気づいたのはヨンフン。

それをデービッドと共に確認し、ローラに連絡しました。

ローラは、すぐにアジトに戻りました。

チャ医師も回復が始まったと言いました。

ローラはあまりの喜びにパニックになりそうです。

 

その一方で、シンの意識が戻るかもしれないということをシンⅢとソボンには内緒にしておいてほしいと言いました。

キルスイッチのことをソボンが知ってる以上、いつシンⅢに話すか分からないとローラは言いました。

そうなると、勝手な判断でキルスイッチの作動を拒むかもしれない・・・と言うのです。

ローラ・・・。本当に自分の息子しか大切じゃないのね。

今まで息子の代わりに彼女を癒してきたのはシンⅢなのに。本モノの息子の前では、邪魔ものでしかないのです。

あまりにも酷いです。

その言い様にデービッドは呆れました。

でも今はまだ人間シンの意識が戻ったわけじゃないので、シンⅢの存在は重要です。しばらく秘密にしておくことにしました。

捨てるつもりなら、俺にくれ・・・とデービッドは言いました。人目につかないところで二人で暮らすから・・・と。

 

その頃、シンⅢとソボンは一緒にいました。

シンⅢは、もっとソボンの事が知りたいと言いました。それには、人間の事をもっと観察しなくちゃいけない・・・と。

表情からソボンの気持ちが分かるようになりたいと言うのです。

さっき何を考えてた?・・・とシンⅢ。

「あんたがロボットじゃ無ければいいのにと思った。」

シンⅢには、この言葉の意味が分からなかったようです。

 

やっぱり、チョ記者はサングクの事件の時の車載カメラの映像をコピーして持っていましたよ。

意味が分からないから・・・とソボンに説明を求めました。

ソボンは話すしかありませんでした。

 

話しを聞いたチョ記者は、ロボットだなんて話、信じられませんでした。

それより気になるのは、ソボンの言動でした。

ソ専務から狙われるのが怖くてSPを辞めた筈なのに、危険を承知の上で復帰したわけです。ロボットなんかの為に何をする気なんだと聞きました。

「たかがロボットじゃないの。大切な存在なの。人間の私よりずっと魅力的だもの。泣いてる人を抱きしめ、危険を顧みず命を救う。嘘もつかないし、約束はちゃんと守る。常に真っ直ぐで裏がなくて優しい笑顔を見せるの。」

男にべた惚れした女の顔ね・・・とチョ記者は呆れて言いました。

 

イェナは別荘の様な所にいました。

ソ専務はあっさりと娘の居場所を特定し、家に帰るよう言いました。でも、イェナにその気はありません。

シンを殺そうとした事を知っている・・・とイェナは言いました。

娘に知られてしまったことを、最初はショックに思ったようですが、すぐに言い訳を並べ立てました。

イェナには何を言っても無駄でした。

そのまま出て行ったのを、ソ専務はすぐに尾行させましたよ。シンの事を何か知っているに違いないと思ったからです。

 

イェナもシンの指が動いたのを目撃。

隠しておくことはできなくなりました。

これから、事が複雑になって行きます。

イェナは、償いの思いもありますから、シンにつきっきりとなったのです。

 

シンⅢは、先だって車を壊した所為で、右手の具合が良くありません。センサーが不調だ・・・と言いました。

ローラに直してもらおうとしたのですが、アジトの装置が不調だから修理が終わるまで待ってと言われるのです。

シンⅢはその言葉を信用しましたが、ソボンは何か不審な雰囲気を感じました。

直前に、ソボンもヨンフンから、シンⅢについては今後ソボンに全て任せるなんて言われていましてね。何だか急に風向きが変わったと感じていたのです。ローラがシンⅢに向ける眼差しも急に柔らかいモノになりましたし。

デービッドに確認すると、装置の故障が嘘だと判明。

デービッドは、シンの回復をソボンに話しちゃいました。

 

ソボンは激怒しました。

シンⅢは、逃げろと言われても母親の傍を選ぶ人なのに・・・と。

「あの子は人じゃない。」

と、ローラ。

人間として育てたのはあなたでしょ・・・とソボン。

キルスイッチの事をシンⅢに話さないでと言うローラに、そんな残酷な事を私は言えない・・・とソボン。

でも、言われたくないなら、人間シンの回復のことをシンⅢに話して下さい・・・とソボンは言いました。

 

ソボンはたまらない気持ちになりました。

ローラの冷酷さ、シンⅢの哀れさが胸に詰まるようです。

そんな時、シンⅢがソボンの表情から何か嫌な事があったと察して、話してくれと言いました。

何も無いと嘘をついたのも、すぐに見抜きました。

言えませんわな。

GPSや嘘探知機を使うなんて、友達じゃ無い・・・とソボンは言いました。

人間には一人でいたい時や何も話したく無い時もある・・・とね。

 

ロボットでごめん・・・とシンⅢ。

「本モノが目を覚ましたら僕はどうすればいい?ロボットなのに仕事が無い。母さんも僕が要らなくなる。」

シンⅢが呟きました。

「私にはあんたが必要よ。」

ソボンの言葉にシンⅢは笑顔になりました。僕を分かってくれてありがとうと。

そして、僕も人間の友達みたいに君を分かってあげたい・・・と言いました。

「あんたはあんたよ。ただそこにいればいい。何もしないでいいから消えないで。」

消えないよ・・・とシンⅢ。

ソボンの顔を見て、シンⅢはそっと抱きしめました。

泣いてないわよ・・・とソボンが言うと、

「泣きたいだろ。分かる。泣いていいよ、カン・ソボン。」

堪えてた涙がこぼれ落ちました。ソボンは、シンⅢの腕の中で思いっきり泣きました。

あんたを見てると胸が痛くなる・・・と。

 

デービッドは、シンⅢのキルスイッチをローラがいつ使うか分からない状況だと見て、ナム会長に連絡しました。

シンの意識が戻りそうだということ、そしてキルスイッチのことを。

ナム会長は、シンの回復ぶりを聞いてやっぱり嬉しかったようです。そして、キルスイッチを絶対に使わせるなと言いました。

 

プレゼンのリハーサルの日になりました。皆が皆、慌ただしい動きを見せます。

 

とうとう、ソ専務がイェナの居場所を掴みました。

で、乗り込んできたのですが・・・。

イェナ、上手く立ち回れる?

 

デービッドがシンⅢに会いに来ました。

話しておきたい事がある・・・と言って。

 

そして、ソボンは、ローラに跪いて頼みました。キルスイッチを破壊してほしい・・・と。

叶わないなら、これまでの事全てをマスコミに話す・・・と脅しました。

そうなったら、キルスイッチを使う時期が早まるだけよ・・・とローラ。シンⅢと言う証拠を隠滅してしまえば良い事だから・・・と。

その言葉にカッとしたソボン。

プレゼンの準備をしてる会場に乗り込んで行きました。

そして、シンⅢの前に立ち、言ったのです。

「消えないでと言った意味を話すから、来て。私はあんたに消えてほしくない。」

何故?・・・とシンⅢ。

「好きだから。私はありのままのあんたが好き。」

そこに、突然ソ専務が入って来ました。

勝ち誇ったようにローラを責め立てました。

 

彼が持ち込んだのは、シンⅠのロボット。

幼いシンの身代わりロボットを作っていたのなら、大人のロボットも作っているんじゃ?・・・とね。

そして、シンⅢに言ったのです。

お前は本当に人間なのか?・・・と。

 

シンⅢが、ソボンにとられていた手を振りほどきました。

そして、傍にあったガラスコップを掴むと、力いっぱい机に叩きつけたのです。

コップは割れ、手からは血が・・・。

血を初めて見るのか?・・・とシンⅢ。

いえ、人間シン

いつの間にーっ

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『君も人間か?(原題)』10話まで

2019-02-12 11:07:34 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

シンⅢは、結婚式場で不審な動きをするソ専務の秘書の姿を目に留めていたのです。

で、すぐさまローラの携帯をチェックすると、削除されていた偽メールの情報も得ることができましてね。ソボンが危険だと察知し、やってきたってわけです。

勿論、手動モードのコントローラーは外して。

 

トランクから救い出されたソボン。

ずっと心の中でシンⅢを呼び続けていたソボン。目の前に現れたのがその本人だと知ると、思わず泣きだしてしまいました。

 

一方、サングクはいったい何が起ったのか理解できないでいました。

でも、すぐに車の車載カメラを持って逃走。それに、シンⅢの行動が記録されてますからね。

シンⅢは、ソボンの命令でただちに後を追いました。

サングクが向かったのは、ソ専務の秘書との待ち合わせ場所。

ところが、秘書の目の前でサングクは車にはねられて、結局死んでしまったのです。

 

結婚式は中止です、勿論。

イェナはやはりショックを受けていましたが、シン本人じゃないってこともあって、比較的冷静です。

ナム会長も、ローラも、そしてソ専務もほっとしてるところでしょう。ま、ソ専務は娘の気持ちを考えると複雑ではありましたが。

 

ローラは、戻ってきたシンⅢをキツク叱りました。

シンⅢが説明しようとしても、ソボンが関わっていると知ると、ちゃんと聞いてもらえません。

手動モードまで外して行ったというのが、ローラにはショックだったようです。

そして、ただただ自分の命令に逆らうようになってしまったと言うのが、彼女には気に入らないのです。

「人間シンのフリをしないと息子と認めてもらえないの?」

とシンⅢ。ところが、この言葉すら、ローラには反抗と写るんですね。

 

シンⅢは、サングクの映像を再生して見せました。

サングクが、ソボンを襲ったと説明しました。ソ専務の手下に違いないと思うけど、死んでしまったから・・・とシンⅢ。

 

人間シンの治療を続けていたヨンフンの友人チャ医師が、ローラたちに言いました。

効果が出ないので、そろそろ超音波治療は止めた方が良い・・・とね。これ以上効果が無いのに続けると、副作用が起る可能性があるからというのが理由です。

でも、ローラは納得しません。

 

サングクは、秘書に少しだけ電話で話していました。

人間じゃない・・・とだけ。

その報告をソ専務が秘書から受けているのを、イェナが聞いちゃった。

流石に衝撃を受けました。ローラたちから散々父の悪行について聞かされていましたが、彼女は全く信じていませんでした。

そこまで悪い人間じゃないと信じていたのです。

ショックを受けたイェナは、旅行に出ると言って家を出ました。そして、ローラたちのアジトに来たのですが・・・。そのまま住んでる様子はありません。

 

サングクの死は交通事故でした。

ところが、駐車場の監視カメラの映像も全て消えていたし、シンⅢに壊された車の残骸も綺麗になくなっていたのです。

ソ専務たちは、サングクから聞いていた事実を全く確かめる事が出来ないでいました。

背後に何者かがいるに違いないと考えました。

 

いたんです。

なんと、ナム会長でしたよ。

既にデービットとも手を組んでいて、シンⅢのことも知っています。

サングクを殺したのも、ナム会長の指示でした。

シンⅢのデータセンターを作っていて、その秘密を守るために必要だったからだと言いましたよ。

ナム会長はローラがシンⅢを作り上げるまでの資金を密かに後援していたんです。ローラはこう言う事全てを知りません。

人間シンの回復に期待をもてないとデービットから聞いたナム会長。

会社の未来がシンⅢにかかっていると改めて感じました。

 

ソボンは入院していました。それも特別室に。勿論、シンⅢの手配です。

シンⅢは、その夜、ソボンに付き添いました。

友達になる?・・・とソボンは言いました。

シンⅢには、これまでローラとデービッドしかいなくて、友達と呼べる人がいなかったと聞いたからです。

「いいよ。友達になろう。カン・ソボン。」

突然タメ口をきき始めたシンⅢ。嬉しそうです。

 

友達だから、本心を話して・・・とソボン。

「これからもナム・シンのフリを続ける?」

あんたが何を選んでも味方になるわ・・・と。

シンⅢは、その答えを出すために会社に行きました。

 

ソボンがそんなに大事なのかとローラはシンⅢに聞きました。

友達だから・・・とシンⅢ。

「でも母さんも大事だよ。約束通り演技は続ける。その代わり、僕の判断で動く。僕の生みの親なら見守ってほしい。本モノのために仕事を成功させる。」

「私には、仕事に成功するあなたではなく、本モノのシンが必要なの。もう勝手にして。」

おいおい~っ

普通の人間なら、こんなにショックな言葉はありません。母親からなんですもん。

でも、シンⅢは困った表情を浮かべただけでした。

ヨンフンの方が慌てたようです。

 

話が通じない・・・とローラ。考え直すしか・・・と言いました。

キルスイッチ?

ヨンフンも愕然とした表情です。

 

シンⅢをソ専務が呼び出しました。

結婚式を台無しにした抗議・・・という感じですが。

シンⅢは、そんな大切な娘の愛する人に恐ろしい仕打ちをしたのはあなただ・・・と言いました。

当然、ソ専務は誤解だと言いました。

でもね、シンⅢは証拠もあると言ったのです。流石にソ専務も凍りつきました。

「まだ使う気は無いからご安心を。でも、僕の大切な人を傷つけるならしっぺ返しの覚悟を。」

「お前は誰だ。正体を明かせ

と、ソ専務。

「僕が誰に見えますか?想像にお任せします。僕は僕ですから。」

 

ソボンの病室に行ったシンⅢは、このまま身代わりを続けるという答えを出したと告げました。

そして聞きました。

「男女間の友情は成立する?アンケートによると、女性の55%は成立しないと答えたそうです。君はどう?」

そのままシンⅢを見送ったソボンの前に、デービッドが。

後で、45%だと答えましたけどね。

 

デービッドは、シンⅢがローラに自分の判断で行動すると言ったとソボンに伝えました。

母親とするとショックだったろう・・・と言い、必要なのは本モノのシンだと言い返したという事も話しました。

ローラを刺激しないようにシンⅢに伝えてほしいとデービッドは言いました。そうじゃないと、極端な選択をしかねない・・・と。

キルスイッチの事だとソボンもすぐに察しました。

そして、必要なのは本モノのシンだと聞かされたシンⅢが、ロボットで本当に良かったとも思いました。寂しさを感じなくて済むから。

 

ソボンが病室を空けている間に、着替えとPCを持ってチョ記者が訪ねて来てました。

その時、シンⅢから預かった映像が入ったメモリを見られちゃったかも。

 

ヨンフンは、シンⅢに心の内を聞いてもらいました。以前、感情が無い自分なら、何でも聞いてあげられるとシンⅢが言ったからです。

ヨンフンも、シンⅢを人間のように感じていると言いました。

「あなたの判断で仕事をしてもかまいません。僕は全力でサポートします。シンのためになるなら。万が一シンが回復しなくても、いや、目を覚まして僕に腹を立てても僕はやります。」

そこまで人間シンに尽くす理由は?・・・とシンⅢが聞きました。

「何故尽くすのか、わかりません。シンは僕にとって生活の一部だから。」

 

ローラはキルスイッチを取りだしていました。

勿論、彼女もシンⅢに対して愛情があるでしょうし、躊躇する気持ちもあります。

でも、やはり本モノの息子が大事なのです。

回復が見込めないと言われた今、その絶望から無謀な行動に出かねない状態です。

デービッドは、シンⅢの変化は、学習して進化しているだけだと言いました。

シンⅢが本モノのシンを脅かす存在なるなんてことはあり得ないのです。それが一番分かっているのはローラ自身の筈。

なのに、その判断が出来ないくらいに息子への盲心的な愛情に支配されているのです。

「君は科学者じゃない。妄想に取りつかれた母親だ

デービッドが怒鳴りました。

私も同意見だわ

 

ソボンはシンⅢの個人SPに復帰しました。

社内では、結婚式が流れたのは、ソボンの所為だという噂が囁かれていました。

でも、ソボンはそれら一切を気にしない事に決めました。

 

シンⅢは、ナム会長から式がボツになったことを叱責されました。

ま、本気の叱り方じゃありませんけどね。

シンⅢは、ソ専務に対しては手を打っておいたと言いました。

「これだけは肝に銘じておけ。お前の判断を邪魔する奴は絶対に許すな。例え母親でも。敵は常に敵じゃない。味方も常に味方ではない。」

おおっ名言ですな、ナム会長。

そこまで理解出来たら、会長の座を譲る・・・と言うナム会長。

 

ニヤッと笑ったシンⅢ。ナム会長に感謝を伝えました。そして、ソボンを紹介しました。

自分の判断で個人SPに復帰させた・・・とね。

ナム会長は、してやられた・・・と言う表情で、笑いだしました。

 

社内でローラに会ったソボン。

「彼はあなたのことを母親であり友達だと言いました。母親らしくしてください。息子を殺す気ですか?」

キルスイッチの事を知っているとソボンは言いました。

ローラはソボンが知っている事より、それをシンⅢも知っているかどうかが重要でした。

「もし知っていたら、感情はなくても、さっきのようにあなたに笑顔を向けることは無いと思います。」

母親なら、装置を破壊してください、お願いします・・・ソボンはきっぱりと言いました。

 

シンⅢは、人間を・・・ソボンを理解したいと思い始めています。

 

そして、とうとう人間シン、復活しそうです。

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『君も人間か?(原題)』9話まで

2019-02-12 09:34:31 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ソボンはSPを辞めました。

シンⅢに引き留められたけど、決心は変わりませんでした。

「あんたには関わりたくない。」

と言って。

その時から、シンⅢには毎日プログラムエラーが起り始めました。いない筈のソボンの幻影が見えるのです。

シンⅢの手元には、彼女が忘れていった母親の形見のペンダントだけが残りました。

 

ソボンは、ヨンフンには正直に話しをしました。

自分を守ろうとしてシンⅢが突拍子もない行動をとると、ソ専務に正体がばれてしまう恐れがある・・・と。ソ専務からローラの居場所を調べろと言う命令も受け、このままでは自分が危険になると思ったと。

もう関わりたくないから・・・と。

そしてもう一つ正直な感情も話しました。

ただの機械だと思っていたシンⅢが、人間のように思えて来た・・・と。同情心まで湧いて来た・・・と。

「これ以上感情移入したくありません。」

ヨンフンは、驚いたような表情を浮かべましたが、きっとそれはソボンをバカにしたのではなく、自分も同じ感覚を持つ時があると思ったからじゃないでしょうか。

 

自動運転車部門のチーム長となったローラは、さっそく会議を開きました。

ナム会長をはじめとした面々に自分の方針を説明するための会議でした。

その席で、自分に賛同すると思い込んでいたシンⅢが、あろうことか、ソ専務の案に賛同したのです。

ローラは愕然としました。これまで自分の意見に反対したことなど一度も無かったシンⅢが、よりによってこの場所で自分に反対意見を述べるとは・・・ですな。

でも、ナム会長は喜んでいました。

敵を懐柔する作戦に出たと思ったようです。

 

ヨンフンとローラはシンⅢに行動の理由を聞きました。

シンⅢは、ローラとソ専務という対立構造じゃなく、純粋に会社としての採るべき道を選択しただけなのです。

ローラは激怒しましたが、ヨンフンは、悪いことじゃないと言いました。

現にナム会長は喜んでいるわけです。シンⅢが信頼されるということは、今後人間シンが回復した時のためになる・・・と言いました。

 

その夜、イェナは友人を招待して結婚式の前のパーティを開きました。

イェナは、シンⅢに親しげな態度をとるよう指示。

指示に従ってシンⅢは、婚約者としての行動を取りました。でもね、友人たちが酔っ払った勢いでソボンのことを話し始めた時、またシステムエラーが発生してしまったのです。

友人の一人が、ソボンを個人SP&愛人としたい・・・等と言い、連絡先をイェナから教わろうとした時、彼らの携帯が突然火を吹いて爆発してしまったのです。シンⅢの仕業でした。

それを見たヨンフンが声をかけ、シンⅢを外に連れ出しました。

ヨンフンの声で我に返ったってかんじです、シンⅢは。

 

ヨンフンはシンⅢに注意しました。

ロボットだとばれるような行動はしないようにと言ったでしょ・・・と。

ソボンを愚弄したから・・・とシンⅢ。いない筈のソボンの姿が見えると言うエラーも続いてる・・・と。

「本モノのシンはソボンに興味などありません。シンの役割を演じる事に集中してください。」

ヨンフンが言いました。

でもね、シンⅢは言ったのです。自分はソボンと親しい関係だと。そしてソボンが言ってくれたと。“僕は僕だ・・・と”。

あなたと母は、僕に人間シンを演じろと強要するけど、ソボンさんは違う・・・とシンⅢ。僕は僕でいいと言ってくれた。

ヨンフンは驚きました。ロボットのシンⅢが、思いもよらない感情的な成長をしている事に気づいたのです。

 

報告を受けたローラは、焦りました。

システムを書き換えないと・・・と言いました。

母親として自分がソボンを説得してみて、ダメだったらシステムを書き換える・・・と。

 

ローラはソ専務の目を気にして、タクシーの中でソボンと話しをしました。

案の定サングクが尾行してました。

ローラは、シンⅢに何をしたのかとソボンに問いました。

ソボンは答えました。

「誰の命令も聞かず、思うとおりに行動しろと言いました。」

ローラは、このままシンⅢが指示に従わなければ別の方法を取るしかないと言いました。

別の方法・・・ソボンはキルスイッチだと思いました。

「救いたいのは本モノの息子だけでしょう?あなたは彼を利用して息子を守りたいだけですよね?」

その言葉を聞いたローラは、ソボンを説得することを諦めました。

 

ローラは手動モードをシンⅢに入れることを決めました。

デービットは反対しました。行動を予測できないのは、自分たちのミスで、シンⅢの所為じゃない・・・と。

手動モードでは、手足の動きだけじゃなく、表情や考えさえも操られることになるからです。

必要な時だけだとローラはシンⅢに言いました。操縦できるのも、ローラだけだと。

シンⅢは、ヨンフンを見ました。

ヨンフンは済まなさそうな目をしましたが、ローラに賛成しました。

その時、ソボンから連絡が入りました。

ローラに取られた手を振りほどいたシンⅢ。

 

少し彼を借ります・・・とソボンはローラたちに言いました。

二人で自転車に乗りました。見た目は普通の恋人同士のようです。

ソボンは自分がロボットだと知ってるから、何でも話せるとシンⅢは言いました。

「人間も本当の自分を隠して生きてる。」

そう言って、ソボンは元気を出せとハイタッチしました。

もう一度シンⅢがハイタッチの恰好をしたので、ソボンが手を合わせると、シンⅢは指をからめてしっかりと繋ぎました。所謂恋人繋ぎ・・・ですかね。

「僕に話があるのに言いだせないんですね。大丈夫だから話してください。感情が無いから傷つく事もない。何でも話してください。」

でも、ソボンは言えません。

喉が渇いたからと飲み物を買いに行かせました。

 

シンⅢが横断歩道のところまで戻って来ると、ソボンから電話が入りました。

顔を見て話す自信が無いの・・・と。

「誰の命令も聞くなと言ったのは間違いだった。傍にいられないのに無責任な事を言ってしまったわ。あなたは子分よ。勝手に判断せずチ室長とオ博士に従って。それが私の助けになる。仕事を辞めたのはソ専務に脅された所為なの。あなたが勝手な事をすると私も危険になる。私は自分勝手なの。今日は楽しかった。本当にさよなら。」

歩きだしたソボン。

その時、車の急停車するブレーキ音とクラクションが響き渡りました。

シンⅢが赤信号を無視してこちら側に歩きだしたのです。

「赤信号は渡っちゃだめよ

大声で注意するソボン。

シンⅢは、ポケットからソボン母の形見のペンダントを取りだし、ソボンの首にかけてあげました。

そして、去って行ったのです。

子分に戻ります、お元気で・・・と言って。

 

シンⅢはローラの元に戻り、手動モードを組みこんでもらいました。

 

シンとイェナの結婚式の日になりました。

 

皆の思惑が交錯しています。

決して祝福ムードだけじゃありません。

 

ソ専務はこの日のうちにソボンの口を割らせてローラのアジト等の情報を得ようとしていました。

サングクの報告から、ソボンが重要な立ち位置にいると感じたからです。

で、ローラの携帯からソボンにメールを送り、呼び出したのです。

巧みな口実に、ソボンは疑うことなく呼び出されてしまいました。

待っていたのはサングク

元格闘技選手と言っても、やっぱり女性。あっという間に、サングクに捕まってしまい、車のトランクに入れられてしまいました。

でもね、その場にあった自動運転車が勝手に動きだしたんですよ。

 

駐車場から出ようとしたサングクですが、行く先々を自動運転車が遮り、どうしようもありません。

いったいどういう事だと混乱してる時、現れたのはシンⅢ。

もーねぇ、カッコ良いの何のって

 

立ちはだかるシンⅢに向かってサングクは車を突っ込んで行こうとしました。

でも、寸前で止められ、トドメにボンネットごと叩き壊されちゃった

正体がばれちゃう~っ

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