レビュー一覧は、こちらから。
なんと・・・人間シン、既に意識が戻っていたのです
と言うか、身体が動かなくて、目が開けられなかっただけで、意識はあったようです。だから、周囲の人の思惑、それに伴う行動をずっと感じていたのです。
人間シンの指が動いた事に気づいたのはヨンフン。
それをデービッドと共に確認し、ローラに連絡しました。
ローラは、すぐにアジトに戻りました。
チャ医師も回復が始まったと言いました。
ローラはあまりの喜びにパニックになりそうです。
その一方で、シンの意識が戻るかもしれないということをシンⅢとソボンには内緒にしておいてほしいと言いました。
キルスイッチのことをソボンが知ってる以上、いつシンⅢに話すか分からないとローラは言いました。
そうなると、勝手な判断でキルスイッチの作動を拒むかもしれない・・・と言うのです。
ローラ・・・。本当に自分の息子しか大切じゃないのね。
今まで息子の代わりに彼女を癒してきたのはシンⅢなのに。本モノの息子の前では、邪魔ものでしかないのです。
あまりにも酷いです。
その言い様にデービッドは呆れました。
でも今はまだ人間シンの意識が戻ったわけじゃないので、シンⅢの存在は重要です。しばらく秘密にしておくことにしました。
捨てるつもりなら、俺にくれ・・・とデービッドは言いました。人目につかないところで二人で暮らすから・・・と。
その頃、シンⅢとソボンは一緒にいました。
シンⅢは、もっとソボンの事が知りたいと言いました。それには、人間の事をもっと観察しなくちゃいけない・・・と。
表情からソボンの気持ちが分かるようになりたいと言うのです。
さっき何を考えてた?・・・とシンⅢ。
「あんたがロボットじゃ無ければいいのにと思った。」
シンⅢには、この言葉の意味が分からなかったようです。
やっぱり、チョ記者はサングクの事件の時の車載カメラの映像をコピーして持っていましたよ。
意味が分からないから・・・とソボンに説明を求めました。
ソボンは話すしかありませんでした。
話しを聞いたチョ記者は、ロボットだなんて話、信じられませんでした。
それより気になるのは、ソボンの言動でした。
ソ専務から狙われるのが怖くてSPを辞めた筈なのに、危険を承知の上で復帰したわけです。ロボットなんかの為に何をする気なんだと聞きました。
「たかがロボットじゃないの。大切な存在なの。人間の私よりずっと魅力的だもの。泣いてる人を抱きしめ、危険を顧みず命を救う。嘘もつかないし、約束はちゃんと守る。常に真っ直ぐで裏がなくて優しい笑顔を見せるの。」
男にべた惚れした女の顔ね・・・とチョ記者は呆れて言いました。
イェナは別荘の様な所にいました。
ソ専務はあっさりと娘の居場所を特定し、家に帰るよう言いました。でも、イェナにその気はありません。
シンを殺そうとした事を知っている・・・とイェナは言いました。
娘に知られてしまったことを、最初はショックに思ったようですが、すぐに言い訳を並べ立てました。
イェナには何を言っても無駄でした。
そのまま出て行ったのを、ソ専務はすぐに尾行させましたよ。シンの事を何か知っているに違いないと思ったからです。
イェナもシンの指が動いたのを目撃。
隠しておくことはできなくなりました。
これから、事が複雑になって行きます。
イェナは、償いの思いもありますから、シンにつきっきりとなったのです。
シンⅢは、先だって車を壊した所為で、右手の具合が良くありません。センサーが不調だ・・・と言いました。
ローラに直してもらおうとしたのですが、アジトの装置が不調だから修理が終わるまで待ってと言われるのです。
シンⅢはその言葉を信用しましたが、ソボンは何か不審な雰囲気を感じました。
直前に、ソボンもヨンフンから、シンⅢについては今後ソボンに全て任せるなんて言われていましてね。何だか急に風向きが変わったと感じていたのです。ローラがシンⅢに向ける眼差しも急に柔らかいモノになりましたし。
デービッドに確認すると、装置の故障が嘘だと判明。
デービッドは、シンの回復をソボンに話しちゃいました。
ソボンは激怒しました。
シンⅢは、逃げろと言われても母親の傍を選ぶ人なのに・・・と。
「あの子は人じゃない。」
と、ローラ。
人間として育てたのはあなたでしょ・・・とソボン。
キルスイッチの事をシンⅢに話さないでと言うローラに、そんな残酷な事を私は言えない・・・とソボン。
でも、言われたくないなら、人間シンの回復のことをシンⅢに話して下さい・・・とソボンは言いました。
ソボンはたまらない気持ちになりました。
ローラの冷酷さ、シンⅢの哀れさが胸に詰まるようです。
そんな時、シンⅢがソボンの表情から何か嫌な事があったと察して、話してくれと言いました。
何も無いと嘘をついたのも、すぐに見抜きました。
言えませんわな。
GPSや嘘探知機を使うなんて、友達じゃ無い・・・とソボンは言いました。
人間には一人でいたい時や何も話したく無い時もある・・・とね。
ロボットでごめん・・・とシンⅢ。
「本モノが目を覚ましたら僕はどうすればいい?ロボットなのに仕事が無い。母さんも僕が要らなくなる。」
シンⅢが呟きました。
「私にはあんたが必要よ。」
ソボンの言葉にシンⅢは笑顔になりました。僕を分かってくれてありがとうと。
そして、僕も人間の友達みたいに君を分かってあげたい・・・と言いました。
「あんたはあんたよ。ただそこにいればいい。何もしないでいいから消えないで。」
消えないよ・・・とシンⅢ。
ソボンの顔を見て、シンⅢはそっと抱きしめました。
泣いてないわよ・・・とソボンが言うと、
「泣きたいだろ。分かる。泣いていいよ、カン・ソボン。」
堪えてた涙がこぼれ落ちました。ソボンは、シンⅢの腕の中で思いっきり泣きました。
あんたを見てると胸が痛くなる・・・と。
デービッドは、シンⅢのキルスイッチをローラがいつ使うか分からない状況だと見て、ナム会長に連絡しました。
シンの意識が戻りそうだということ、そしてキルスイッチのことを。
ナム会長は、シンの回復ぶりを聞いてやっぱり嬉しかったようです。そして、キルスイッチを絶対に使わせるなと言いました。
プレゼンのリハーサルの日になりました。皆が皆、慌ただしい動きを見せます。
とうとう、ソ専務がイェナの居場所を掴みました。
で、乗り込んできたのですが・・・。
イェナ、上手く立ち回れる?
デービッドがシンⅢに会いに来ました。
話しておきたい事がある・・・と言って。
そして、ソボンは、ローラに跪いて頼みました。キルスイッチを破壊してほしい・・・と。
叶わないなら、これまでの事全てをマスコミに話す・・・と脅しました。
そうなったら、キルスイッチを使う時期が早まるだけよ・・・とローラ。シンⅢと言う証拠を隠滅してしまえば良い事だから・・・と。
その言葉にカッとしたソボン。
プレゼンの準備をしてる会場に乗り込んで行きました。
そして、シンⅢの前に立ち、言ったのです。
「消えないでと言った意味を話すから、来て。私はあんたに消えてほしくない。」
何故?・・・とシンⅢ。
「好きだから。私はありのままのあんたが好き。」
そこに、突然ソ専務が入って来ました。
勝ち誇ったようにローラを責め立てました。
彼が持ち込んだのは、シンⅠのロボット。
幼いシンの身代わりロボットを作っていたのなら、大人のロボットも作っているんじゃ?・・・とね。
そして、シンⅢに言ったのです。
お前は本当に人間なのか?・・・と。
シンⅢが、ソボンにとられていた手を振りほどきました。
そして、傍にあったガラスコップを掴むと、力いっぱい机に叩きつけたのです。
コップは割れ、手からは血が・・・。
血を初めて見るのか?・・・とシンⅢ。
いえ、人間シン
いつの間にーっ