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ラブ・セラピー A POEM A DAY DVD‐BOX1 |
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それにしても・・・と思うのです。以前から何度か書いた事がありますが、日本版のタイトル、なんとかなりませんかねぇ。
少々違和感があろうと、笑いがこみ上げようと、原題の方が作品のイメージが膨らむと思うのです。この作品に限って言えば、原題の方がずっと印象的だと思います。DVD情報を得ようとした時、こんなタイトルになってるとは思わず、別の作品かと思いましたよ、あたしゃ。
今話のタイトルは、『君が去ってから雨が降った』。
見始めて驚いたのは、ボヨンを演じてるイ・ユビさんが母親のキョン・ミリさん本当に似てるってこと。
コミカルな表情をする事が多いユビさんですので、似てはいるけど、そこまで・・・と思ってたんです、これまでは。
でも、黙ってシリアスな表情で立ってる今話の始まりのシーンを見て、いや~っキョン・ミリさんかと思った・・・と呟いてしまったほど。
ご存じかと思いますが、妹さんは「花郎」にも出てた美しい女優イ・ダインさん。母子3人違った美しさを持っていますよね。
ボヨンは、失恋のショックから立ち直れそうにありません。
ジェウクの前では、負担を感じさせちゃいけないと、必死に涙を堪えていますが、その他の時は、ダメ。
誰かのちょっとした一言や、ちょっとした出来事が、全てジェウクとの思い出につながってしまって、涙もろいボヨンはしょっちゅう泣いてしまいました。
ヤン室長は、自分が辞任を撤回することになってしまって、正職員になれないことがショックだったんだ・・・と思いました。
周囲の者たちも、皆、それが原因だと思ってます。
だから、ヤン室長は物凄い罪悪感にさいなまれています。
ジェウクも、ボヨンが自分の前では平静を保ってるので、そこまでショックを受けてるとは思いもよりませんでした。
ヤン室長から、自分に振られる直前に、正職員への道がまた閉ざされたと知ったばかりだったと聞き、自分が追いうちをかけた状況だったと知りました。
ジェウクも罪悪感を感じました。
ヤン室長は、なんとか気分転換をしてあげたいと思い、ボヨンを食事に誘いました。謝ろうと思ったのです。
ボヨンは、ヤン室長の所為じゃないと言いました。
言えない理由で、落ち込んでいると言ったのですが、やっぱりジェウクとの思い出につながる状況になると、涙を止める事ができなくなってしまって・・・。
口ではそうじゃ無いと言ってるけど、やっぱり自分の所為なんだ・・・とヤン室長は悩む羽目に。
ボヨンは交通事故に遭った老人のリハビリを担当しました。
自損事故だそうです。
同乗していた妻は、大丈夫だったんだけど、ショックで言葉が話せなくなってしまって、自宅療養してる・・・と老人は言いました。
でもね、それは息子の嘘でした。
実は、妻は即死していたのです。
一日も早く回復し、自宅に帰って妻に会いたいとリハビリを頑張る老人に、真実を告げる事は出来なかったのです。
喧嘩などした事が無い仲の良い夫婦だったそうです。大きなショックを受けることは間違いありません。自分が引き起こした事故で愛する妻を死なせてしまったなんて・・・。
ボヨンは、話を聞いて、自分の甘さを痛感しました。
こんなことで泣いてばかりいちゃいけないと。もっと辛い状況にある人がいるんだと思ったのです。
ある雨の夜、ジェウクは帰宅しようとしたボヨンを呼びとめ、話をしました。
済みませんでした・・・とジェウクは謝りました。
ヤン室長の件だけでも辛かっただろうに・・・と。
ボヨンも正直に言いました。平気なフリをしようと思いましたが、一日中泣いてばかりいました・・・と。
「平気なフリをするのではなく、忘れるようにします。苦楽を共にした最愛の人を永遠に失うような別れもあります。だから、この程度の試練には打ち勝たないと。だから、先生も今後は私に優しくしないでください。こんな風に私を気遣わずに辛そうに見えても慰めないでください。お願いします。」
泣かずにそう言って、ボヨンは席を立ちました。
『君が去ってから雨が降った ヨ・リム作』
“君が去ってから雨が降った。雨は次第に土砂降りに変わり、雨の中を走り抜けるバスの窓際に座る憂鬱な顔の君が思い浮かび、少しずつ心が潰れていくようだった。人は時にどんな言葉でも慰められないことがある。ぼんやりと座り窓の外をうつろに眺めても、目を閉じて横になっても、意識の片隅が一層鮮明になるように。君が去ってから雨が降った。君を送り出す街角に”
落ち込んでいるボヨンを慰めようと、ミノたちがボヨンを海に誘いました。
明るく眩しい日差しの下で、解放的な海辺を歩くボヨン。忘れられると思ったのに、やはり無理でした。
ボヨンの傍にはいつもジェウクの存在があって、何でもジェウクとの思い出につながってしまって・・・。
でも、ミノやキム・ナム、ジュヨンの大騒ぎが、一瞬ジェウクのことを忘れさせてくれたのも事実です。
ミノは、何かにつけてボヨンを気遣いました。
失恋で辛い思いをしていても、傍に居てくれるのは嬉しいミノです。
その日、ジェウクは研究発表の場に立っていました。
本来ならば、ユンジュとボヨンも参加する筈だったのですが、直前に断って来たので、ヤン室長とパク・シウォンの二人が聴講しました。
ジェウクは、映像に大写しになるボヨンの顔に、思わず見とれてしまいました。せんだって、ミノとボヨンに協力してもらって撮った発表用映像です。
ま、見とれたと言うより、想いを馳せたって感じ?
発表が終わり、ヤン室長たちがお酒を飲みに行かないかとジェウクを誘いました。
いつもなら、絶対に断るジェウクが、行くと言ったので、二人は珍しい事もあるもんだと顔を見合わせました。
ジェウクは、いつもの彼に似合わず、ハイペースでお酒を飲み続けました。
何かあったか?・・・と、ヤン室長たち。
「確かに辛いです。間違っているし、良くないと思って断ったのですが、どうしてこんなに胸が痛むのか分かりません。」
そう言うと、酔いつぶれてしまったジェウク。
ヤン室長とパク・シウォンは、またまた誤解しましたよ。
ジェウクも、ヤン室長の辞任撤回が気に入らないのだ・・・ってね
ボヨンたちは、浜辺で花火を楽しんでいました。
『昔の花火 チェ・ヨンミ作』
“つかの間の花火だったが、その熱を感じている間だけは悩みや不安を忘れて温かかった。私に多くを与えてくれたことに感謝している。与えてくれなかったことにも・・・”
一人になったジェウクは、ボヨンの事を思い出していました。貰った詩集を見つめました。
そんな時、ミノからメールが届きました。
浜辺でボヨンと一緒に居る写真が添付されていました。
これは・・・ミノの心遣い?宣戦布告?