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ルシゲと共に屋敷を抜け出したジャヒョン。
必死に走り、港に向かいました。
そして、何とか船を調達し、島に渡ったのです。
クッタンをジャヒョンだと思い込んで寺まで同行したガンの手下ですが、あまりにもお参りが長いのが気になって確かめたら、ジャヒョンじゃない事が判明。
ガンに報告し、すぐに港に向かったのですが、既にジャヒョンの姿はありませんでした。
一方、ト・ジョングクに会ったウルンは、フィ暗殺計画を話しました。
逃亡を図ったフィを、官軍が殺したと言う筋書きです。
成功した暁には、ト・ジョングクを亡き父親と同じ官職に・・・と言いました。それで、ト・ジョングクにも、この裏にはガンがいると察せられたようです。
計画はあっさり成功。
逃げたフィは、ト・ジョングクの放った矢が胸に刺さり、そのまま海に転落。
翌朝海岸に打ち上げられた遺体は、顔が判別できないほど傷んでいました。波に打ち上げられた所為だろうということになりましたが・・・。あまりにも簡単やすぎませんかねぇ、確認方法が。
まぁ、当時はDNA鑑定もありませんし、着てるモノと矢傷が一致したら、本人だと思い込んでも仕方がありませんわな。
肝心の顔が判別できないんですもん。
その遺体を運ぶ途中で、ジャヒョンとルシゲと会ったのです。
フィが死んだと聞かされても、すぐには信じられないジャヒョンとルシゲ。
確認しようとしましたが、やはりあまりに酷い状態で、ちゃんとは見られませんでした。でも、ジャヒョンには、その衣服がフィのモノだと分かりました。
罪人は、王族と言えど流刑地で埋葬されるのが常なんだそうです。
ジャヒョンは、呆然と座り込んでその埋葬作業を見つめていました。
その間に、ルシゲの姿が消えました。
ルシゲは、死んだのはフィだけで、ギトゥクは逃走したままだと知り、探すために、その場をそっと抜け出したのです。
ジャヒョン一人、ウルンたちと共に都に戻りました。
抜け殻のようなジャヒョンを見て、勘当だと怒っていたジャヒョン母はそっと娘を抱きしめました。
家族を捨てフィを選んだのに、その頼みの綱のフィが死んでしまうなんて・・・。おまけに、その確認をする羽目になるなんて・・・。
なんて不幸な娘なんだろうと哀れでならなかったでしょう。
でもねぇ、ト・ジョングクの言動を見ていると、フィは生きてるね。ト・ジョングクが助けたんでしょう。
ま、そうじゃないと、ドラマはここで終わっちゃうけどね。
フィの死の知らせは、都に報告されました。
大王大妃は、ガンに満足かと問いました。兄と弟が死に、残ったのは幼い王と大妃、そして大王大妃だけどという状況です。
フィの死は、大妃を恐怖のどん底に突き落としました。
幼い王の食事の膳に毒が盛られたり、歩いていると上から瓦が落ちてきたり、王は命の危険にさらされています。
これまではフィが守ってくれました。
流刑になっても、いつかは戻って来るだろうと思っていました。でも、頼りのフィが死んでしまったら、もう誰が王を守ってくれるのか・・・。
大妃は、大王大妃に泣きながら懇願しました。
ガンに譲位したいと。もう、ただの母と子になって穏やかに生きていきたいと。
父と兄の死は耐えて来たけど、我が子の死は見たくない・・・と叫ぶ大妃。大王大妃が何と言ってもダメでした。
そうでしょう、そうでしょう。
ガンたちはそれを待っていたのです。
幼い王を実際に殺してしまうのではなく、命の危機を感じさせる事によって、譲位をする気になるのを・・・。
ジャヒョン父は、この時になってようやくヤンアン君がガンの後ろにいる事に気が付きました。
全て、自分の欲望をガンに託したと知ったのです。
大王大妃の弟都承旨のシム・ジョンに相談しましたが、もう遅いと言われました。
流れはガンに向かっているので、今更どうしようもないと。それに従うしか無い・・・と。
そして、とうとうガンが王位についたのです。
ヤンアン君は領議政に。そして、ト・ジョングクも官職に就きました。ウルンも内禁衛将に任命されました。
ヤンアン君の領議政は他の大臣たちも納得したようですが、ト・ジョングクとウルンの任命には、少なからず不平の声が上がりました。
でも、ガンは、それを押しの強さで通しました。
家に戻ったジャヒョンは、一日中沐浴したかと思えば、一日中何かを食べ続けたり、不安定な精神状態にありました。
そんな時、兄のドゥクシクがフィの手紙を渡してくれました。
ジャヒョンが家を出た後、届いたんだそうです。
フィのジャヒョンへの想いが書き連ねてありました。
それを胸に抱きしめて、ジャヒョンは泣きました。家に戻って初めて泣けたのです。
そこに、王となったガンから呼び出しが。
ウルンがやって来ました。
あまりにも人をバカにしたやり方に、ジャヒョンの両親は激怒。
正式に側室にする手順を踏みもせず、夜突然に呼び出すとは・・・と。
でも、ジャヒョンは約束だから・・・と呼び出しに応じたのです。
家族を守るために命をかけた父に、今度は私の番だ・・・と言いました。
両親は不吉な思いがしました。
ガンが王座につくのに伴って、ナギョムは王妃の座に。
まだ正式に冊封を受けてはいませんが、既に大きな態度ですわ
大王大妃と大妃は、冷たい目でナギョムを見つめました。
ナギョムもそれを感じとっていて、表向きは、位が上の二人に頭を下げましたが、腹の内は煮えくりかえっていました。
そんな時、女官から不審な話しを聞いたのです。
王になった初日に、王妃である自分の館に来ない・・・とね。そして、側室でも迎えるような準備が密かに整えられている・・・と。
自分を無視した女は誰かと激怒したナギョムは、すぐに大殿に。
でもね、その前で尚宮に止められてしまいました。
私は王妃だ・・・と叫ぶナギョムに、尚宮は冷たく言いました。
「正式に冊封を受けておられぬでしょう。」
ガンは、とうとう王になった・・・と感慨深い思いでした。
だから、やっとジャヒョンを呼べる・・・と。
手順を踏んで側室にするとなったら、ナギョムと大王大妃が反対するのは目に見えていました。だから、既成事実作った上で、側室にしようと考えたのです。
でも、ジャヒョンが素直に来るとは思っていなかったようです。だから、目の前にジャヒョンが座っても、実感がわかない感じです。
ジャヒョンは、人払いを・・・とガンに頼みました。
翌日には、側室の冊封をするつもりだったガンは、今日だけだから・・・と王室の規則を言う尚宮を納得させました。
でもね、ジャヒョン、フィの復讐をするために、この場に来ていたのです。
ガンの飲むお酒に何かの薬を混ぜました。
ガンの様子が少々変わって来た時、髪に刺していた簪を抜いて、襲いかかったのです。
ガンが、その手を掴んだーっ