ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

史哉!!…

2016-06-14 22:53:13 | アルビレックス新潟
急性白血病の発症。
なぜ、彼の身の上に、そんなことが起こらなければならないのか?
早川史哉、22歳。サッカーアルビレックス新潟 選手。
今春筑波大を卒業して入団したばかりである。
若いのに、将来を嘱望されているのに。

彼は、ユースの頃から有望視されていた。
2011年には、U-17のワールドカップに出場し、日本のベスト8入りに貢献している。
準々決勝でブラジルに負けたその試合でも、得点を決めていたけど、試合は1点差でブラジルに敗れたのだったと記憶している。

先日の大宮戦で、いつになく多くの選手たちが泣いていた。
その訳は、やっとの思いで勝利したからではなく、難病となって試合に出られなくなってしまった彼への思いもあったのだ。
今さらながら、そのことが、わかった。

試合終了直後、ピッチで泣いていた端山は、「史哉のことは頭にあった。」と言っていた。
同い年で、今春一緒に入団し、同期でありきっといい仲間であったことだろう。
その仲間に襲った難しい病。
どれだけ複雑な思いに苛まれながら試合を戦っていたことだろう。

先日の試合後、成岡が語っていた言葉に、
「試合に出たくても、ピッチに立てない仲間もいる。」
というのがあった。
それは、試合前日に選手たちに知らされた、早川の身の上のことを言っていたのだ。
そのことがわかって、がく然とした。
しかし、早川は、次のようなコメントを寄せている。

◆早川史哉選手のコメント いつも応援してくださり、ありがとうございます。サポーターの皆さんから受ける応援は、幼いころから夢見ていた以上であり、いつも自信や力を与えてくれました。だからこそもう1度、皆さんに元気な姿をお見せできるように病気と闘います。厳しい闘病生活になると思いますが、病気と闘う姿勢や復帰を目指す歩み方を通じて、同じ病気やさまざまな病気と闘っている人、多くの人に勇気や希望を与えられることができればと感じています。華やかじゃないけど自分らしく地道にコツコツと。もう1度大好きなクラブ、アルビレックス新潟に戻って来られるように頑張ります!

なんてすごいコメントだろう。
自分の身に起こったことを受け入れ、応援してくれる人たちのことまで考えたコメントを寄せるなんて…。
こんなによい人物なのだ。
だから、コメントの実現を、奇跡の復帰を、心から期待している。
コメント
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