ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

最後の「付き添い佐渡」

2016-06-18 14:18:15 | 「育」業
職業柄、6月は、「付き添い旅行」に出ることが多い。
4月であったりすることもあるのだが、だいたいはこの時季。
この時期、新潟県内からそのために出かけて行く先は、SADO。
そう、佐渡である。
新潟県に住んでいながら、県内の観光地佐渡にはそんなに行く機会がない。
やはり海を越えて行くと、フェリーやジェットフォイルなど船賃がかかる。
見どころが多いことは確かなのだが、なかなか行くぞというところには至らないのだ。
だから、小学校の修学旅行的な行事の行先として、佐渡を選ぶことが多い。
県内を知らずして、県外に行くべからず!?
6月がその旅行シーズン。
トビシマカンゾウなどが咲き乱れ、暑くもなく寒くもなく、実にいい感じの時季なのだ。

新潟県内の小学校からは、以前は会津若松方面に行くことが多かった。
自然あり、歴史ありの好条件の土地が会津だった。
私も、自分が小学生の時の修学旅行の行先は、会津方面だった。
また、この仕事に着いてからも、今まで7,8回引率して出かけた。
それが、急に佐渡に変わった、ということが5年前に起きた。
起きたのは、東日本大震災。
震災被害に原発問題が重なり、大した問題がないはずの会津方面も、「福島県」というだけで、保護者からの反発が起きたのだ。
そこで、急きょ行先を佐渡にした、というところが少なくない。
最近は、会津方面に戻そう、という動きもあるが、戻らずそのまま佐渡、というところが多い。
佐渡は、歴史でも自然でも、体験的に学ぶことができるスポットが豊富なのである。
例えば、金山・銀山の遺跡は、世界遺産の登録を目指している。
例えば、朱鷺の繁殖、野生化である。
その気になれば、何通りもの見学・体験コースができる。


【飛んでくるカモメにえさをやる】

【ときの森公園でときを見る】

【相川金山で昔の鉱山の様子を見る】

【西三川で砂金採り体験…ほんとにちっちゃいけど、こんなのが採れる】

【たらい舟は楽しそう】

【トビシマカンゾウやイワユリが美しい…今年はピークを過ぎた】

佐渡島内は、さすが修学旅行シーズン。
佐渡のあちこちで、県内各地から来ている小学校の団体とかち合った。
その中には、私同様に今年が最後の「付き添い」となっている方々がいた。
子どもにとって、小学生時代の最大の思い出となる、この旅行。
具合の悪くなる子も、ケガをする子もいなくて、なによりであった。
付き添っていくのは、今年で終わりなのだな、と改めて思い、ちょっぴり寂しかった。

コメント
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