ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

もはや、できの悪い子ほどかわいい、という親の心境

2018-08-26 22:42:35 | アルビレックス新潟

サッカーJ2リーグ第30節。
新潟は、ホーム福岡戦。
こうやって、30試合目にもなるのだが、半分がホームということになる。
ところが、ホームで勝ったことは、わずかに1回だけ。
監督は、片渕コーチの昇格で、正式に監督になってからの初戦となる。

試合前には、サポーター席の前に片渕監督が姿を現し、サポーターに訴えた。

アルビレックス新潟を好きでいてほしい。
勝って、みんなで万歳しよう。

そんなことが耳に残った。

試合前の練習をし始めたら、ピッチがかすむほどの土砂降りの雨が降り出した。

ホーム新潟のあまりにもふがいない戦いぶりに、天もお怒りですよ。

先発メンバーは、今回も、前回と大きく変わった。
GKにムラーリャ復帰、右サイドに川口を起用、左サイドに安田復帰。
MFはボランチに、先日大宮から獲得したカウエを起用。
右に渡邉凌磨、左に田中達也。
FWは、矢野と渡邉新太。


試合は、期待感がもてる始まりだった。
選手全員が、積極的に相手ボールに迫っていった。
そしてボールを奪取する姿も頼もしかった。
久々の川口も積極的に前をうかがうプレーを見せた。
ボランチのカウエも、新潟に合っているようなよい動きを見せていた。

ところが、前半14分、福岡に初めてペナルティエリアに潜入されると、反対側から飛び込んだ選手へのパスであっさりと決められてしまった。
そして、30分になろうかという時間帯にも、侵入を許すとズドンと追加点を決められてしまった。
今節も、前半で2失点。
ああ、つらい試合だ。

しかし、すごいのは、Nスタンドのサポーターたちだ。
「オー、オー、オー、さあ走り出せ、ライド・オン新潟!」
この歌をハーフタイム中も、そして後半を通してずっと歌い通していた。
もちろん、私も歌ったが、太鼓をたたく人たちも大変だっただろうし、歌い続けるのも、すごく大変だったはずだ。


そのすごさに、選手たちも何とかこたえようと、懸命に雨の中、プレーはした。
しかし、チャンスは作るが、決め切れない。
惜しいというシュートもほとんどなかった。
シュート数の比較では、新潟11本で福岡8本。
しかし、点数は0-3の完敗。

6連敗で、8月は去年も今年も勝利はなし。

これが、今の新潟の実力なのだろう。
一生懸命にプレーしているのはわかるが、得点には結びつかず、ピンチで足が止まってあっさり失点する。
これが、ずっと続く今の新潟の実力だ。
悲しいけれど。

カウエも、川口も、田中達也も、矢野も、交代出場した伊藤優汰も、よかったのだが、得点は生まれなかった。
こうすれば点が取れるというものがない。
こうすれば失点を防げるというものもない。
早い話が、実力不足なのだ。

今日の入場者数は、10,463人。
ずいぶん少なくなった。
弱い新潟。
毎回ホームで負ける新潟。
そんなものは、見たくない。
だけど、負けてしまう。

勝てない、できの悪いチームの新潟だが、見捨てる気にはならない。
今は、できの悪い子ほどかわいい、と言われるとおり、できの悪いチームを見捨てようとは思わない。
人生、山あり谷あり、である。
今は、谷の連続。
いつか、山を目指そう。
あきらめずに進もう。
コメント (2)
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