ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

日かげの道を選んで、「陽陰者」(吉川団十郎一座)というアルバムがあったことを思い出した

2022-06-29 21:39:23 | うた
「日なたの道を」。
これは、今となってはちょっぴり懐かしい「カムカムエヴリバディ」でよく聞いた言葉。



人生で歩ませたいのは、確かに日なたの道。

だけどねえ、こんな真夏日には、「日なたの道」なんて、とんでもない。
ましてRUNに出たなら、なおさらだ。

梅雨明けが発表されてすぐにこの暑さ。
まだ6月だよ。
カンベンしてよ。

そう思いながらも、週に一度くらいはRUNの習慣を続けたい。
今日は10kmを走ると決めていた。
けれども、走り出す前に気温を見たら、すでに32℃。



熱中症警戒情報も出ているし、無理はできない。



それで、日なたと日かげの道があれば、もちろん日かげを選んで走るようにした。



日かげを選んで走っていたら、ふっと歌が浮かんできた。

どうせ おいらは しがねえ日陰者
流す涙は 誰にも見せたくねえ


突然、頭の中に浮かんできたのは、吉川団十郎一座の「日陰者」という曲。

これって、1976年ころに出されたライブアルバムLP「陽陰者」に入っていた曲だったよな。



アルバム名は「陽陰者」だけど、収録されている曲は「日陰者」だった。
おのれの貧乏な生まれ育ちを嘆く歌ではあった。

すると、走りながら、気持ちはそのアルバムに入っていた曲に気持ちが移っていった。
吉川団十郎一座といえば、「ああ宮城県」がヒットしたよなあ。
宮城県民は元気が出る歌だった。
このアルバムでもその歌の最後には、「宮城県、バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ」と万歳三唱もしていたっけ。

「みにくいアヒルの子」というのも入っていたなあ。

みにくいアヒルでも
いつかは なれるさ
きれいな白鳥に


その歌もよかったけれど、自分は、アルバム最後に入っていた「母ちゃん」という曲が、素朴で好きだったなあ。

ああ母ちゃん 長生きしろよ
オレが結婚するまでは


この曲は、東京で1年目の学生生活を終えようという頃、NHKFMの夕方の歌番組にリクエストしたら、採用してもらえた思い出がある。
ただ、その日のラストの曲だったので、最後までは流れなかったことも覚えている。

「日陰者」のように暗く悲しい歌もあったけれども、ライブということもあって、感情豊かで気持ちを明るく元気にさせてくれる歌が多いアルバムだったなあ…。

日なたの道を走れず、日かげの道を選んだから思い出した「陽陰者」の歌たち。
「カムカム…」が放送されていたときは全く思い出さなかったのに、こんな暑い日に走っていて思い出すなんて、面白いものだなあ。
もう46年も前の歌たちなのに。


コメント (2)
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