アルビレックス新潟、27試合目にして初の連勝。
2連勝しただけで、降格圏近くの残留争いから、上位をうかがう争いに参入したぞ。
こうして順位表を見ると、何チームもすごく詰まっているのだなあ、と改めて思う。
16位から連勝したら、11位へ。
得失点差があるから難しいとは思うけれど、6位とは、1勝分の勝ち点3差しかなくなっている。
勝利して勝ち点3を得るというのは、こんなにも効果の高いものだったのか、と驚く。
なるほど、3連勝するチームは多くないが、それができれば順位はぐんぐん上がるということなのだな。
さて、今節のアビスパ福岡戦は、アウェイでの戦い。
注目は、今夏徳島ヴォルティスから加入した橋本健人。
左SBで堀米に代わって、先発メンバーに名を連ねた。
その動き、よかったなあ。
初めてアルビの試合に出るのに、何ら違和感を感じさせないプレーぶり。
前半4分には、すばらしい長倉へのスルーパスもあった。
GKとの1対1を長倉が決めていれば、橋本にアシストがついたと思うのだが、長倉が蹴って転がったボールは、ゴールポストに嫌われた。
そのはね返りを、ダニーロがねらったが、相手DFのブロックにあい、得点できなかった。
ダニーロは、この試合すごく目立ったいい動きをしていた。
シュート数は、この試合一番の6本。
残念ながらゴールはならなかったが、きびきびとした俊敏な動きは、相手にとって脅威だったことだろう。
何か起きそうな期待感を抱かせるような、攻撃的なシーンを多く見せてくれた。
ボールを取られない戦い方は、守りを固める福岡に対して非常に効果的だった。
ボール支配率は、一時期82%と高くなったりした。
ただやっぱり気になったのは、決定力だった。
前半、長倉の3本のシュートは、いずれも決定的なチャンスだったから1つでも決めてほしかった。
後半早々49分の谷口のゴールは、福岡のお株を奪うようなカウンターでのものだった。
自陣からDF舞行龍が、前線の谷口に縦パスを入れると、谷口はドリブルで駆け上がり、2人のDFに対応されたが、その隙間から鮮やかなシュートを蹴り込んだ。
ストライカーらしいゴール。
谷口農園長、2試合連続の見事な収穫!!
その後、福岡も陣形や選手を代えることによって、だいぶボールを握れるようにはなった。
特に、背の高い外国人選手2名を最前線において、そこにロングボールを蹴り入れるという、よくアルビがやられた戦術を使った攻撃を仕掛けてきた。
だが、対策はできていたようで、本当に危ない、とハラハラするような場面はなかった。
だけど、1点差は、ちょっとしたミスで点が入ることがあるから、試合終了までドキドキしながら見守った。
1-0。
2試合連続のクリーンシートで、勝ち点3をゲットした。
多くのチームがもたもたしているから、この間にどんどん勝ち続けたい。
3連勝をかけた次節ホーム戦の相手は、堂々首位を行く町田。
その町田は、元日本代表の新戦力も活躍して、今節4-0で磐田に勝った。
前回のアウェイ戦では、新潟が3-1で勝利している。
だから、町田も意地になって勝とうと乗り込んでくることだろう。
町田とは、9月4日、8日にもルヴァン杯の準々決勝で対戦する。
やっぱりホームでは負けられない。
Visca Albirex !!!