ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

母校立教大、痛快な箱根駅伝予選会トップ通過

2024-10-20 19:49:08 | スポーツ

昨日は関東の方は真夏日だったそうだ。

いつまで夏が続くの、という気がしたそうだ。

こちらは午前から雨で、夕方からは結構冷えてきた気がした。

 

そんな関東地方の酷暑の中で、午前中、箱根駅伝の予選会が行われた。

 

去年は、第100回の大会であったが、わが母校立教大学は、第99回、第100回と予選会を突破して、久々に連続出場を果たした。

それはよかったけれども、去年は予選会前に前監督が不祥事で解任されたのだった。

その逆境をはね返して、選手たちは予選会を突破し、今年1月の本選にも出場したということがあった。

そんなバタバタのせいもあって、1月の本選でシード権は獲得できなかったから、今回も立教大は予選会に出て10位以内に入り、本選出場権を獲得する必要があった。

4月から駒澤大学OBだった高林監督が就任して指導してきたとはいえ、他大学で箱根常連校はたくさんある。

監督も新任だし、選手獲得も簡単ではなかっただろうから、今年は難しいのじゃないかな、なんて素人的に考えていた。

 

ところがどっこい、であった。

 

去年まで予選会はBS日テレで放送していたのに、今年は地上波で放送していた。

以前は予選会放送なんてなかったのに、BSで放送するようになり、ついに地上波でもやるようになった。

力入れてるねえ、日テレ。

それはともかく、レースが始まって途中経過を見たら、10㎞ポイントでの10人通過順位は、なんと立教大が1位。

日本人の第2集団の前方にも立教大のランナーがいるし、後方からも次々と胸に「R」の文字のある紫のユニフォームを着たランナーが過ぎていく。

善戦以上に、よくやっていると思えた。

15㎞ポイントの通過順位も立教大が1位。すばらしい。

17.4㎞ポイントの折り返し地点の画面には、他校の選手たちに混じって、ポツリ、ポツリと立教大ランナーが通過していった。

17.4㎞ポイントの通過順位も、2位の専修大学に1分13秒の差をつけて、立教大は1位であった。

 

映像を見ると、想像以上に暑いコンディションのようだ。

想定外のことが起きなければいいが、と思っていたら、他校の選手ではわき腹を抑えたり走れなくなったりした選手が続出していた。

 

ゴール地点では、次々と外国人ランナーがゴールし、日本人1位選手も帰ってきた。

その後、ラストスパートで1人抜いて日本人3位でゴールしたのは、立教大の選手だった。

レース中個人名で呼ばれることはなくても、10人目のランナーがゴールしたのは、立教大が一番早かったのを見た。

じゃあ、立教大が予選会トップということじゃないか。

すごい!

すばらしい!!

 

次々ゴールする選手の姿を見ていたら、東海大の選手がゴール目前まで来て倒れ、棄権せざるを得なくなる姿を見た。

それによって、東海大は、予選会突破を果たせなかった。

やはり、どれだけ厳しいコンディションの中でのレースだったかということだ。

ただでさえがプレッシャーのかかる予選会。

心身相当に過酷な状態でレースをしてきたのだろうなあ。

昨年わずか3秒の差で本選出場を逃した東京国際大は、エースの外国人ランナーが腹痛を起こし、主将は途中棄権、副将はチームで11人目のゴールだったそうで、予選落ちのピンチだったが、なんとか8位となり、チーム力を発揮して本選出場を決めた。

 

結果発表では、立教大は、2位の専修大に1分3秒の差をつけて見事1位で今年も予選会を突破した。

悪コンディション下にあっても、だれもブレーキになることがなく全員が完走していたことにもチーム力の向上がうかがえた。

よくここまできたなあ、と思う。

まさかのトップ通過は、とても痛快な偉業だった。

いや、偉業と言えるのは本選でシード権を確保することかな。。

 

大学は、2024年1月の箱根駅伝本選出場を目指す「立教箱根駅伝2024」事業に取り組んできていた。

2024年に立教大は、創立150周年となるので、その記念事業の一環として箱根本選出場を目指していたのだった。

その取り組みの成果として、目標より1年早く、2023年1月に本選出場を達成することができた。

そして、不祥事が明らかになった2023年10月に開催された第100回箱根駅伝予選会では6位の成績を納め、2024年1月に2年連続となる本選出場を果たしたものの、総合14位に終わっていた。

 

今回の箱根駅伝予選会では見事にトップ通過した立教大。

常勝駒澤大で活躍した高林監督の指導が浸透しているということだろう。

調べてみると、立教大は、全日本大学駅伝でも6月の関東予選を通過し、来月の本選出場を果たしていた。

今回、酷暑の中でも、選手たちの実力を十分に発揮したその手腕は注目だ。

 

来月の全日本大学駅伝、そして1月の箱根駅伝。

母校立教大学チームの、去年以上の活躍を期待している。

 

 

コメント (4)
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