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ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

還暦以来8年ぶりの、高校同級会

2024-10-27 19:43:44 | 生き方

昨日土曜日、高校時代の同級会が開かれた。

オリンピックイヤーに開催すると決めているわれらの同級会、前回4年前は新型ウイルス感染症で中止。

8年ぶり開催の会場は、初めて県都新潟市とした。

 

今から50年前、私たちは高校3年生だった。

あれから、半世紀という信じられないほどの時間が経過した。

41名の学級成員のうち、4名は鬼籍に入り、2名は行方不明。

出欠の返事をくれたのは32名で、残念ながら21名が欠席連絡。

体調不良で参加できないというコメントをくれた方も5名ほどいたし、家族の介護で抜けられないという方も複数名いた。

結局参加者は12名、前回より5人減で、幹事としては少々寂しかった。

だけど、それぞれの近況報告は、それなりに味わいがあった。

その一端を列挙してみる。

 

家庭菜園を楽しんでいます。

野菜も子ども相手にしているのと同じで、一つ一つ違うのが楽しいです。

 

仕事は65歳で区切りをつけて、好きなことをしようとあれもこれも首を突っ込んでいたら、忙しくなり過ぎました。

先日は3回目の四十肩で腕が上がらなくて困りました。

 

同級会は16年ぶりの出席です。8年前は、交通事故で入院中。12年前は、がん治療で入院中でした。がんは、見つかったらステージ4と言われたけれども、なんとか克服できました。交通事故では、植物人間になると言われたけど、今こうして生きています。ただ、左脚切断で義足、右手マヒも残っています。好きだったゴルフができず、温泉も入れません。でも、車の運転と酒飲みだけはできます。

 

義母を亡くして、何かしようと思うのだけれど、あれもこれもいろいろ決められなくて、結局何もしていません。

 

60歳で退職したけど、その後も働いています。零細農家なのですが、自分も畑で好きなものだけ作って、農家のまねごとをしています。

 

30年ほど会社勤めで営業の仕事をしたが、それをやめてから10社くらい仕事を変わりました。今は、建物の中での仕事はダメで、外仕事をしています。現在は独りに戻っての生活だけど、人生の中で今が一番いい時だと思います。自分なりの時間の過ごし方ができます。以前やっていたそば打ちをまた始めて見ました。

 

高校時代にいろいろ思い描いていた未来が、今の姿です。今は、水道屋をやっています。10年建設会社に勤めて、また違う会社に勤めた時の縁で結婚して、家業の水道屋を継ぎました。地域の会社の組合の理事長もやったりしました。50年たっての今が未来の姿だったのだから、80歳まで現役でいきたいと思います。

 

電車の中でずっと、8年前の還暦記念の文集を読んできました。自分の書いたのをとても恥ずかしく思いました。今は夫婦2人暮らしですが、18歳から5歳まで孫が6人います。でも、私はまだ勤めを続けています。

 

この4月で勤めていた会社をやめました。

でも、何もしないのはよくないので大きな自然公園で3日に1回くらい清掃作業をしています。そこは広いので、1日に10㎞くらい歩きます。ほかに町内会など、ほどほどに仕事していくのがいいと思っています。

 

定年退職後、再雇用で週に4日勤めたけど、残りの3日はテレビばかり見て時間を過ごすだけなので,公立保育園の用務員に応募し就職しました。子どもと交流するのは楽しいです。園までの片道約9kmをロードバイクで行き来しています。今までスイスに3回トレッキングに行ってきたけど、今度また行ってこようと思っています。

 

家で家族の介護を長らくしてきました。家の中の困ったことがあると、電気工事とか壁張りとかをやったりするのが楽しいので、少し勉強して正式に電気工事の資格とか消防管理の資格とか取ってしまいました。今後は、ピアノをやってみたいと思って、少しずつやっています。

 

老親や家族の生き死になど、苦難のことはもっと語られていたが、ここでは省略する。

それらを掲載すれば、もっと実感が湧くのだが、個人のことだからあまり詳しくするのはやめておこう。

8年前の還暦時に行った同級会に比べ、個々の話は聞きごたえがあった。

ここまでの人生を生きてきたがゆえの、山あり谷ありの報告が多くあった。

皆さんのそういう話を聞いていたら、高校時代から50年、同じ半世紀の時代を生き抜いてきた大切な仲間なのだなあという気持ちが湧いてきた。

それは、私だけでなく、皆同じような気持ちになったようだった。

 

今回の同級会を開かなくては、このような個々人の経験—皆が真剣に生きてきた足跡を知ることはなかったはずだ。

その思いからなのだろう、会が終わるときには、参加者の多くの人から、幹事やってくれてありがとう、の言葉をもらった。

その労いの言葉は、とてもうれしく響いた。

 

さて、4年に1回と決めているわれわれの同級会だが、今回は皆さんの年齢が68歳の会だった。

次回は、72歳の時ということになる。

だが、自分たちの今後となると、4年先は長い、という話が出た。

だから、次回は、2年後の70歳古稀の時に開催しないかという提案が出た。

それはいい、と多くの賛同が出た。

できれば、1泊してゆっくりやりたいなんていう話も出た。

ま、それはともかくとして、2年後開催ということでまとまった。

 

…いかん!

2年後開催を安請け合いしてしまったが、幹事の大変さがまた再来年すぐくるということだ。

でも、今回の出席者の皆さんは、すごく喜んでくれたから、多少の煩わしい苦労は吹っ飛んだ気がするから、次回もがんばろう………ってか。

 

次回まで、皆さん、元気でいてくださいね。

そして、今回参加できなかった皆さ~ん、次回は体調を整えて、多数の参加をお待ちしていますよ~。

コメント (2)
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