また寒波が来て、雪が降る日々となっている。
今朝にかけても、5cmくらいの積雪があった。
陽当たりのよくないわが家の庭は、まだ50㎝くらいの雪が残っている。
その中で、今日は春を感じるものがあった。
防鳥ネットをかけたこの細い木。
そのなかに、黄色い部分が見える。
黄色いものは、つぼみや花なのだ。
これは、何の木かというと、ロウバイの木。
去年、重い雪で折れてしまったが、また枝を伸ばしつぼみをつけてくれた。
そのロウバイのつぼみが、今日見たら、いくつか開いていた。
昨日も今日も雪の中だというのに、花を咲かせ始めたのだ。
その条件の悪い中での開花に、健気な強さを感じて、うれしくなった。
近づいてみると、ロウバイ特有の香りがただよっていた。
春を告げるような香りだなあ、と思った。
まだ寒波は続くようだが、そんななかでも、春の準備を進めているロウバイ。
「春はもうすぐですよ。この寒さや雪をしのいでがんばりましょう。」
そんな励ましの言葉が聞こえてくるような気がした。