2020シーズンを戦い終えた、サッカーJ2アルビレックス新潟のアルベルト監督が、総括会見でこんなことを言っていたのを、議事録で見た。
【アルベルト監督】
より感傷的になった日は、今日だと思います。試合後の更衣室の中には、この数試合、いい結果をサポーターに届けられずに、とても悲しい雰囲気で満たされていました。そして何人かの選手は、チームメイトに別れのあいさつをしていました。
そしてほとんどの選手が、今シーズン、今までにない素晴らしい団結したチームであったとコメントしています。
そうかあ、やはりとても選手たちにとって、よいチームができ上がっていたのだったのだなあ、と、J1昇格は果たせなかったが、そのことをとてもうれしく思ったのだった。
そして、年が明けて、サッカーJリーグの移籍情報が飛び交っている。
アルビレックス新潟でも、多くの選手が去り、新しい選手たちを迎えている。
新入団選手や退団する選手がコメントを出すのは当然だが、契約を更新した選手たちのコメントも、クラブのホームページで発表されている。
今年は、契約更新選手たちのコメントに、心に響くものが多い。
ここに、それらを、いずれも一部抜粋したものを載せていく。
まず、監督の言葉を裏付けるように、契約更新の発表の際、主将の堀米悠斗は、メッセージでは、次のようなことを言っていた。
【主将 堀米悠斗(DF)】
アルビに残りたくても残れなかった選手、アルビに限らずサッカーを続けたくても辞めざるを得なかった選手が例年以上に多かった中で、来シーズンもプレーさせて貰えることに本当に感謝しています。
2021年は新潟に来て5年目となります。札幌からの移籍は自分の思い描いたものとは少し違います。しかし、素晴らしい監督、スタッフ、選手、サポーターの皆さんとの出会いは予想以上のものでした。自分の決断が本当に正しかったと胸を張って言えるようにするには、あとは結果だけです。本当に大好きな新潟の街を笑顔に溢れさせる結果を出せるように頭を使い、身体を張って闘います。
「アルビに残りたくても残れなかった選手、アルビに限らずサッカーを続けたくても辞めざるを得なかった選手が例年以上に多かった」と、堀米選手は言っている。
監督が言っていた言葉が事実だったということを裏付ける話になっている。
そして、新潟の地にふれて決意を述べている。
同様に、契約を更改した選手たちには、新潟の土地が持つ温かさに関連してコメントしている人も多い。
【小島亨介(GK)】
ファン、サポーターの皆様、いつも温かい応援ありがとうございます。昨シーズンの開幕戦は、アウェイにもかかわらず、たくさんのサポーターに集結していただき、とても興奮しました。今は我慢の時期ですが、あの熱い応援を全身に感じながらプレーするのが待ち遠しいです。
最後に、新潟に1年間住み、街の雰囲気に触れる中で、多くの方々がアルビレックス新潟を応援してくださっていることを実感しました。『アイシテルニイガタ』のチャントが示しているように、アルビレックス新潟を愛する方々の気持ちをひしひしと感じています。一人ひとりの応援をチカラに変えて、ピッチで全力を尽くして闘い、結果で応えていきます。皆さん、共に闘いましょう!!
【田上大地(DF)】
2020シーズン、アルビの熱いサポーターのチャントと共に戦えることを本当に楽しみにして加入したのを覚えています。しかし、新型ウイルスの影響で、ホーム開幕戦から無観客試合となり、今やっと鳴り物や手拍子ができるまでになりましたが、まだ熱い声援がスタジアムに響き渡る情景を体感していません。2021シーズンは状況が改善し、サポーターの皆さんの熱い声援を感じながら戦えることを楽しみにしています。
アルビでプレーさせていただいて感じたのは、このクラブはJ1にいなければならないということです。(略)この言葉に責任と覚悟を持ち、2021シーズン、どんな時も全力で戦い抜きます!ついてきてください!アイシテルニイガタ!!!
【高木善朗(MF)】
アルビレックス新潟で戦ったこれまでの3シーズン、サポーターの皆さんの熱意と共に戦える幸せや新潟という地域への愛着が、自分の中で大きくなっていきました。だからこそ、新潟人という意識で、J1昇格のためにより強い覚悟を持って戦います。
「アイシテルニイガタ」というチャントの言葉を使って、決意をコメントしている小島選手そして田上選手。
「新潟人という意識で」という覚悟を述べる高木選手。
地域の名を挙げて語ってくれることに、住民としてうれしさを感じる。
そして、新人で入団し、多くのチームに移籍し、新潟に戻って戦っているベテランの舞行龍選手が言うのは、新潟が好きということだけではない。
【舞行龍ジェームズ(DF)】
来季も大好きなサッカーを、大好きな新潟、大好きなサポーターの前でできることに感謝しています。
強化部の寺川さんや勲さんと話し合い、チームの方向性はもちろん、新潟への愛情と情熱を感じさせてくれました。
自分もその熱い想いに奮い立ち、新潟を絶対に強くして、再びサポーターや地域の方々からの信頼を取り戻し、J1に昇格して優勝さえ狙えるクラブにしたいと思いました。他クラブで活躍する選手が来たい、そして新潟から離れたくないと選手たちが思えるチームをつくりたいと、心の底から思いました。
気づけば自分もベテラン選手になりました。だからこそチームを引っ張り、若手選手の手本になり、誰よりもこの新潟を愛してる気持ちを表現しながら、来シーズンを戦っていきたいです。
新潟愛に加え、このチームを、J1昇格だけでなく、将来的にどうしたいかということにまで言及している。
自分の生き方にまでかかわる決意を述べている。
生き方といえば、現在38歳の最年長の田中達也選手の言葉も、心に響く。
【田中達也(FW)】
アルビレックス新潟でプレーさせてもらえることに感謝します。そして、自分のサッカー人生の最後の目標であるJ1昇格のために、少しでもチームの力になれるように、自分ができることに全力で取り組みます!
新潟のJ1昇格を、「自分のサッカー人生の最後の目標」だとまで言っている。
どうか、この目標が実現できますように。
今年の契約締結の際のメッセージには、選手たちの決意が伝わってくるものが多く、うるっと来そうなものが多いのである。
読むたびに、心から期待したいし、応援したいと思うのである。
【アルベルト監督】
より感傷的になった日は、今日だと思います。試合後の更衣室の中には、この数試合、いい結果をサポーターに届けられずに、とても悲しい雰囲気で満たされていました。そして何人かの選手は、チームメイトに別れのあいさつをしていました。
そしてほとんどの選手が、今シーズン、今までにない素晴らしい団結したチームであったとコメントしています。
そうかあ、やはりとても選手たちにとって、よいチームができ上がっていたのだったのだなあ、と、J1昇格は果たせなかったが、そのことをとてもうれしく思ったのだった。
そして、年が明けて、サッカーJリーグの移籍情報が飛び交っている。
アルビレックス新潟でも、多くの選手が去り、新しい選手たちを迎えている。
新入団選手や退団する選手がコメントを出すのは当然だが、契約を更新した選手たちのコメントも、クラブのホームページで発表されている。
今年は、契約更新選手たちのコメントに、心に響くものが多い。
ここに、それらを、いずれも一部抜粋したものを載せていく。
まず、監督の言葉を裏付けるように、契約更新の発表の際、主将の堀米悠斗は、メッセージでは、次のようなことを言っていた。
【主将 堀米悠斗(DF)】
アルビに残りたくても残れなかった選手、アルビに限らずサッカーを続けたくても辞めざるを得なかった選手が例年以上に多かった中で、来シーズンもプレーさせて貰えることに本当に感謝しています。
2021年は新潟に来て5年目となります。札幌からの移籍は自分の思い描いたものとは少し違います。しかし、素晴らしい監督、スタッフ、選手、サポーターの皆さんとの出会いは予想以上のものでした。自分の決断が本当に正しかったと胸を張って言えるようにするには、あとは結果だけです。本当に大好きな新潟の街を笑顔に溢れさせる結果を出せるように頭を使い、身体を張って闘います。
「アルビに残りたくても残れなかった選手、アルビに限らずサッカーを続けたくても辞めざるを得なかった選手が例年以上に多かった」と、堀米選手は言っている。
監督が言っていた言葉が事実だったということを裏付ける話になっている。
そして、新潟の地にふれて決意を述べている。
同様に、契約を更改した選手たちには、新潟の土地が持つ温かさに関連してコメントしている人も多い。
【小島亨介(GK)】
ファン、サポーターの皆様、いつも温かい応援ありがとうございます。昨シーズンの開幕戦は、アウェイにもかかわらず、たくさんのサポーターに集結していただき、とても興奮しました。今は我慢の時期ですが、あの熱い応援を全身に感じながらプレーするのが待ち遠しいです。
最後に、新潟に1年間住み、街の雰囲気に触れる中で、多くの方々がアルビレックス新潟を応援してくださっていることを実感しました。『アイシテルニイガタ』のチャントが示しているように、アルビレックス新潟を愛する方々の気持ちをひしひしと感じています。一人ひとりの応援をチカラに変えて、ピッチで全力を尽くして闘い、結果で応えていきます。皆さん、共に闘いましょう!!
【田上大地(DF)】
2020シーズン、アルビの熱いサポーターのチャントと共に戦えることを本当に楽しみにして加入したのを覚えています。しかし、新型ウイルスの影響で、ホーム開幕戦から無観客試合となり、今やっと鳴り物や手拍子ができるまでになりましたが、まだ熱い声援がスタジアムに響き渡る情景を体感していません。2021シーズンは状況が改善し、サポーターの皆さんの熱い声援を感じながら戦えることを楽しみにしています。
アルビでプレーさせていただいて感じたのは、このクラブはJ1にいなければならないということです。(略)この言葉に責任と覚悟を持ち、2021シーズン、どんな時も全力で戦い抜きます!ついてきてください!アイシテルニイガタ!!!
【高木善朗(MF)】
アルビレックス新潟で戦ったこれまでの3シーズン、サポーターの皆さんの熱意と共に戦える幸せや新潟という地域への愛着が、自分の中で大きくなっていきました。だからこそ、新潟人という意識で、J1昇格のためにより強い覚悟を持って戦います。
「アイシテルニイガタ」というチャントの言葉を使って、決意をコメントしている小島選手そして田上選手。
「新潟人という意識で」という覚悟を述べる高木選手。
地域の名を挙げて語ってくれることに、住民としてうれしさを感じる。
そして、新人で入団し、多くのチームに移籍し、新潟に戻って戦っているベテランの舞行龍選手が言うのは、新潟が好きということだけではない。
【舞行龍ジェームズ(DF)】
来季も大好きなサッカーを、大好きな新潟、大好きなサポーターの前でできることに感謝しています。
強化部の寺川さんや勲さんと話し合い、チームの方向性はもちろん、新潟への愛情と情熱を感じさせてくれました。
自分もその熱い想いに奮い立ち、新潟を絶対に強くして、再びサポーターや地域の方々からの信頼を取り戻し、J1に昇格して優勝さえ狙えるクラブにしたいと思いました。他クラブで活躍する選手が来たい、そして新潟から離れたくないと選手たちが思えるチームをつくりたいと、心の底から思いました。
気づけば自分もベテラン選手になりました。だからこそチームを引っ張り、若手選手の手本になり、誰よりもこの新潟を愛してる気持ちを表現しながら、来シーズンを戦っていきたいです。
新潟愛に加え、このチームを、J1昇格だけでなく、将来的にどうしたいかということにまで言及している。
自分の生き方にまでかかわる決意を述べている。
生き方といえば、現在38歳の最年長の田中達也選手の言葉も、心に響く。
【田中達也(FW)】
アルビレックス新潟でプレーさせてもらえることに感謝します。そして、自分のサッカー人生の最後の目標であるJ1昇格のために、少しでもチームの力になれるように、自分ができることに全力で取り組みます!
新潟のJ1昇格を、「自分のサッカー人生の最後の目標」だとまで言っている。
どうか、この目標が実現できますように。
今年の契約締結の際のメッセージには、選手たちの決意が伝わってくるものが多く、うるっと来そうなものが多いのである。
読むたびに、心から期待したいし、応援したいと思うのである。