ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

「Jリーグ56クラブ巡礼2020」(平畠啓史 著;ワニブックス)で56人の生き方を知る

2021-01-12 21:55:29 | 読む

雪は、昨日から増えておらず、気温が上がったために雪が締まった。
だから、今日の積雪量は、昨日から減って、125cmくらいになっていた。
新しい積雪がなかったので、今日は、除雪作業を休むことにした。

そこで、読書。
サッカーが、すっかりオフシーズンになったので(?)サッカー関連本を…。
読んだのは、「Jリーグ56クラブ巡礼2020」(平畠啓史 著;ワニブックス)。



この本は、リーグの試合が行われている最中は、チームによって好き嫌いがあるので(特にJ2で、新潟のライバルとなるチームには)、読むのを中断していた。
買ったのは去年の夏の初めだったのに、今ごろになって読み終わることになってしまった。

平畠さんは、前年にも「Jリーグ54クラブ巡礼」という本を出していたが、今回の本は、各チームにまつわる人物を一人取り上げ、インタビューを通して、その仕事ぶりとチーム愛を綴っていくというもの。
北は北海道・コンサドーレ札幌から、南は沖縄・琉球FCまで、2020年度のJ1からJ3までの全チームについて書かれてある。

裏表紙の下の部分に、「本書でお話を聞いた方々」として書いてあるが、聞く対象となった人々が多彩だ。
選手、監督、クラブの社長、マネージャー、コーチ、通訳、広報担当、アンバサダー、集客担当、育成コーチ、ホぺイロ、ボランティア、サポーター、レフェリー、運転手、レポーター、マネージャー、スポンサー、ユニフォームサプライヤー、DJ、テレビ局プロデューサー、アナウンサー、ライター、映像系の取材者、うどん屋さん、居酒屋店主、漁師、鍼灸師…
…と裏表紙に書いてある。
いやあ、なかなか多種多彩。

構成について、56のすべてのチームに関係して、4ページにまとめてある。
1ページ目は、チーム紹介。
スタジアムやチームキャラクターのことは必ず載せている。
あとは、そのチームに関する著者の独断的なイチ押シを2つずつ紹介している。
2ページ目から4ページ目の半分までの2ページ半が、各チームに何らかの形でかかわる人物の紹介になっている。
最後の4ページ目に、スタジアムへのアクセスが書いてあるのは当然として、チーム初代のGKを写真入りで上げて紹介しているのが、面白い着眼だ。

56クラブにまつわる人たち一人一人の思いにふれると、「ああ、人としての生き方だなあ。」と感心したりした。
みんな、人生の途中で、この生き方を選択したのだよなあ。
しかも、この本に載るくらいだから、その生き方に後悔しないで前向きに生きている人ばかりだった。

そういう人たちに焦点を当てて取材した著者、平畠さんの着眼に、「あっぱれ!」。 

人生は一度だけなのだから、どう生きるか、どう生きてきたか、どう生きていくか、というそれぞれの人生に興味を持ったから、この本を買ってみたかいがあった。


単純にサッカー関連の本だろうと最初は思っていたが、私なりに深みを感じた本となった。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 連日大雪!連日大量除雪!! | トップ | 雪が止んでも、悪路の脅威 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読む」カテゴリの最新記事