この絵は、去年の後半に出されたアルビレックス新潟の公式ポスターだったのだ。
去年、たくさん見ただけに懐かしさもある。
その当時、試合に欠かせないメンバーばかりだった。
堀米悠斗、高木善朗、舞行龍フィッツジェラルド、高孝洋。
このうち、高木が大けがでいなくなったけれども、残ったメンバーががんばって、J1昇格・J2優勝を決めたのだった。
彼らは、J1で戦う上でも主力として期待されていた。
そして、これが今年前半の公式ポスター。
堀米悠斗、三戸舜介、伊藤涼太郎、新井直人、太田修介、藤原奏哉。
今季期待の戦力ということだったのだろう。
だが、伊藤涼太郎は海外移籍、堀米悠斗、太田修介はケガで出られない。
これは、前節広島戦のメンバー。
こうしてみると、ポスターに採用した今季の主力選手がぞろぞろといなくなっているのが、今のアルビレックス新潟だ。
上に載せたメンバーで、この試合に出場できなかった選手が、
堀米悠斗、高木善朗、舞行龍フィッツジェラルド、高孝洋、伊藤涼太郎、太田修介。
こんなに主力選手がいなかったのに、広島戦に勝利した。
すごいじゃないか!
試合後の新井直人選手のコメントが興味深い。
--得点場面について。
その前からの2、3本のパスでスムーズに崩せたので、三戸(舜介)に入った瞬間、あそこが取れるなと思った。信じて走った結果、ボールが来たので、合わせるだけだった。
あとは昨日、前期の振り返りをした中で、ポケットを取りにいくということが得点をする上ですごく大事だという分析があったので、今日出た選手たちは頭の中にあそこを取りにいくと意識があったと思います。今日の2得点ともそうだったので、これは選手だけではなくて分析スタッフの力ですし、そこはチームの総合力で取った2点だなと感じました。
--先発で勝ったのは初めて。結果につながる得点だったが。
結果的に僕が取れたのはありますけど、それよりみんなハードワークして、この試合を勝ち切る姿勢に手ごたえを感じた。例えば(藤原)奏哉ができるだけやらせないような形をとったり、最後のアディショナルタイムではトミー(トーマス デン)や(渡邊)泰基が体を張って、コジ(小島 亨介)にキャッチさせたシーンにも執念を感じた。僕はそっちのほうに、チームとしての手ごたえと自信を感じたので、そこをできれば評価してほしいです。
「信じて走った」
「選手だけではなくて分析スタッフの力ですし、そこはチームの総合力で取った」
「みんなハードワークして、この試合を勝ち切る姿勢に手ごたえを感じた」
「僕はそっちのほうに、チームとしての手ごたえと自信を感じたので、そこをできれば評価してほしい」
新井選手のこれらの言葉に、チームや選手どうしへの強い信頼感とブレない思いを感じる。
応援する身として、なんだかとても誇らしいと思えた。
次の新潟の試合は、金曜日の夜。
フライデー・ナイトゲームで、ホームでヴィッセル神戸と対戦する。
応援する私たちも、ブレない思いをもって、見るべきところを見ながら、チームや選手を信頼して応援したい。
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