ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

これはスイレン、ヒツジグサではなかったけど

2023-07-03 20:22:45 | 草木花

1週間前に、新発田のあやめ園に行ったときのこと。

あやめについてはここで書いたが、あやめでない美しい花について書くのを忘れていた。

あやめ園の中に、小さな池がある。

ちょうどこの時期、その池の中の花も美しかったのだ。

その花の名は、「スイレン」である。

花の咲いている姿は同じでも、色合いが違っていて、どれもこれも美しかった。

スイレン属は、世界に約40種が自生しているのだとか。

外国産のスイレンが日本に輸入されたのは明治時代だったが、現在品種改良によって数百種の園芸種があるのだという。

 

ところで、スイレンに似ているものに、「ヒツジグサ」がある。(ここでは画像なし)

ヒツジグサの場合、日本特産であり1種しかなく、白い小花が咲くという。

だから、この池にあったのは、ヒツジグサではなかったことになる。

ちなみに、ヒツジは「羊」ではなく「未」の方。

未の刻(ひつじのこく)と関係がある名前なのだ。

 

このヒツジグサについて、今朝ドラ「らんまん」で取り上げられている、牧野富太郎博士のエピソードを見つけた。

牧野富太郎博士は、ヒツジグサは、未の刻(午後2時)に花開くからとか閉じるから名付けられたものだと聞き、これを実際に確かめるために、京都の巨椋池で早朝から夕方まで観察を続けたという。

その結果、花は正午から午後3時頃までに咲き、夕方5〜6時頃に閉じることを確かめたのだそうだ。

 

スイレンからの脱線だけど、キャラクター的にありだな、面白い話だなと思ったよ。

 

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