ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

「ミソハギ」という名前

2024-09-18 11:24:00 | 草木花

先日、用があって車を走らせていたら、道路沿いに濃いピンクの花が咲いていた。

そのまま走っていたら、田んぼの畔にも咲いているのを見かけた。

なかなかきれいだな、と思いつつも、用事を足すのが優先なので通り過ぎた。

 

その花の名前は知っている。

「ミソハギ」という。

このブログを始めたころ、この花について書いたことがある。

 

刈り残されたミソハギ - ON  MY  WAY

夏。われわれ人間は、暑さにげんなりしているが、植物は違う。暑い陽射しと時々の雨を受けて、大きく育つ。私が通る道の両脇にも、大きく育った草たちが茂っている。時々道...

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道路わきの除草作業で、ミソハギの咲いているところだけ、ぽっかりと借り残されていたことに、人の心の美しさを感じたというようなことだったっけ。

それって2008年のことだったのだね、時の流れは早いなあ。

…言いたいのはそのことではない。

 

「ミソハギ」という名前のことがずっと気になっていたのだ。

その名前は、どうしてついたのか、ということ。

「ハギ」は、萩に似ているから「ハギ」なのだろう。

けれども、「ミソ」って何だ?

「味噌」か?

でも、花やその立ち姿から「味噌」は全く関係ないだろう。

咲いているのを見かける場所は、田んぼや道路わきの湿地などが多い。

だから、「ミソ」は、「みぞ(溝)」がなまった表現なのではないか?

「溝萩」が「ミソハギ」になったのじゃないかな?

ずっとそう思っていた。

 

今回、せっかく疑問がぶり返したのだから、と調べてみた。

ウイキペディアによると、

ミソハギの和名の由来はハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、または溝に生えることから溝萩によるといわれる。

祭事などに用いられるため、その関係の呼び名が豊富で、他にも「盆花」「精霊花」「霊屋草」などとも呼ばれる。

 

…なるほど。

「溝萩」説もちゃんとあるわけだ。

でも、祭事などに用いられるということなら、禊に使った、という説が中心なのかな。

それで禊萩(ミソハギ)というのか。

「ミソギハギ」とは言いにくいものね。

 

また、漢名の表記では「千屈菜」と書くとのこと。

「千屈菜」と書いて「ミソハギ」とは読めないが、そう読んで、秋の季語になるのだそうだ。

 

別な日、あのミソハギはまだ咲いているかな?と気になって、少し遠回りして見かけた場所に行ってみた。

ラッキー、まだ咲いていた。

そして、撮ってきたのが今回の写真たちなのであった。

遠回りしても、まだきれいに咲いているのを見られてよかったよ。

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