ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

慈悲深きアルビ、最下位ガンバに勝利献上 ~2023第15節ホーム・ガンバ大阪戦~

2023-05-28 21:59:25 | アルビレックス新潟

やっぱりねえ。

どうしてこう慈悲深いのか。

弱きを助ける新潟、最下位ガンバ大阪に今季の2勝目を献上。

今月初旬には、最下位だった横浜FCに初勝利をさせてあげたし、まったくもって情けないとしか言いようがない。

 

試合のスタッツだって、見てみるとどっちが勝者だったのかわからない数値だ。

ボール保持数…新潟65%:G大阪35%

シュート数……19:10

枠内シュート…8:4

パス成功数…682:220

全ての項目で、新潟がG大阪をはるかに上回っている。

 

なのに、試合結果は1-3でG大阪の快勝。

なんでこうなる???

 

今日は、守備に回ったとき、特にペナルティエリア内での危機意識が絶対的に不足していた。

開始1分台でのDF千葉は、自分が倒されたのがファウルだと主張していたようだが、主審も副審もそれは認めなかった。

そこからゴール前にボールを送られると、隙あらばと狙っていたG大阪選手にしっかり決められて先制を許してしまった。

こんなに早く劣勢に立たされると、その1点を取り返すことは簡単ではなく試合が難しくなる。

案の定、G大阪のいい守備ばかりが目につき、やがてはその守備から追加点まで食らってしまった。

いい守備が目立つということは、こちらのボールが相手に読まれて取られやすかったということでもある。

後半は、何か思い切った策が必要だぞ、と思いながらハーフタイム。

 

松橋監督にしては珍しく、後半開始から一挙に3人替え。

DF千葉→渡邉泰基、MF伊藤→小見、FW谷口→ネスカウ。

これが当たった。

一気に攻勢が強まった。

48分には、CKから舞行龍のヘッドで、1点差。

スタジアムに反撃ムードが高まった。

 

なのに、珍しく相手が攻め込んできたとき、ルーズボールをクリアせずにGKに任せようとしたまずい判断が、隙をねらっていた相手選手に奪われ、3点目を決められてしまった。

 

1点目もミスだったが、3点目もミス。

ペナルティエリアでの危機意識が低い。

簡単にクリアすればいいのに、それをしないから、最下位チームに2点も献上してしまった。

 

さすがに、2点のビハインドは重い。

負ける時のパターンとして決まっているように、攻めても攻めてもゴールを割れない。

結局、1-3で試合終了。

試合後のサポーター席からは、大きなブーイングがとんだ。

応援する方も懸命にやっているのに、そこに水をかけるような気の抜けた失点の連続だから、それは当然だろう。

しかも、そういう試合が連続している。

下手な試合運びは仕方ないが、思い切りやっていると思えない姿があるから、ブーイングにもなるということだ。

 

相手のG大阪は、自チームのふがいない戦いぶりに、前節は応援の声を出すのを止めていた。

その試合も負けたのだが、今日は、心を入れ替えたように大きな声援を送っていた。

久々の勝利だったから、上がったボルテージは、試合後もなかなか下がらなかった。

 

怖いのは、負の連鎖。

選手たちから思い切りのよさがなくなってしまうこと。

攻撃でも守備でも今日の前半はそれがなくなっていた。

慎重にやっていれば点が取れるというわけでもないが、思い切りが悪ければよい結果は得られない。

 

次節以降は、もっと積極的な、思い切りのよいプレーを見たいと思う。

Visca Albirex !

 

 

ところで、試合終了後、G大阪のGK東口が、Nスタンドの方まで挨拶に行っていた。

正面スタンドでも、ファンに対してよく手を振って応えていた。

東口にとっては、初めてプロとして認められ、活躍した新潟だもんなあ…。

ひーがしーぐちー ラーララララ―

ひーがしぐちー ラララーラララーラララララー

チャントを歌って応援した頃を懐かしくも思う。

挨拶ありがとう、東口。

でも、今度対戦するときは、もっとがんばらなくてもいいからね…。

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