ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

会津八一の「学規」4カ条

2018-11-30 22:01:53 | ひと
最近、手紙をくれた方が、会津八一の「学規」4カ条を教えてくれた。

会津八一を慕って集まってきた多くの学生たちに、八一が書いて与えたという「学規」。
書いたのは自分をいましめるためでもあったという。

一、ふかくこの生を愛すべし
「この生」とは、かけがえのない自分の命のこと。この命をいとおしく思うから、人間のあるべき姿が見えてくる。

一、かへりみて己を知るべし
 自分は何をしてきたか、何ができるのか、真剣に反省すること。そこからすべてが始まる。

一、学芸を以て性を養ふべし
 学問と芸術に精進する。それが、己という原石を磨いて、あるべき人間の理想に到達するための道。

一、日々新面目あるべし
 過去の自分にとどまってはならない。日々怠ることなく努力を重ねて、新しい自分を創り出していかねばならない。人間の生は躍動してやまないものだ。

なるほど、と思う。
この4カ条を自分なりに読んで、納得する。
自分の言葉で書き換える。

「かけがえのない自分の命」「自らを振り返る」「自分磨きをする」「新しい自分の創出」

60年余り生きてきて、大切だと思ったことが言われている。
これからも、簡単に枯れてはいけないのだということも言われている。


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