遠くに見える砂丘の向こうには何があるのだろう?
やっとの思いで、砂丘の頂上に登りきった時、眼下に現れたのは、海でした。
砂丘といえば、乾燥地帯なのに、そのすぐ横に、満々と水をたたえた海があるなんて、
私がバカなんでしょうけれど、不思議な事と思いながら、しばらく海を見ていました。
暗くて厳しいはずの日本海も、この日は明るく碧く、おだやかな海でした。
写真には映し出せませんでしたが、ほんとにきれいな碧色の海でした。
広大な砂丘を見て、日常の生活風景とは違う様相に、シルクロードをひたすら歩いた先人や、砂漠に暮らす人々の苦労が、頭をよぎりました。
写真には現わせませんでしたが、垂直に近いような砂丘の壁で、砂遊びをする子供たちがいました。砂に穴を掘って、足がかりにして上手く、へばりついています。
こんな所、私にはアイガー北壁にも見えて、とても、降りて行けません。
しかし、なんとか海辺に行きたい一心で、勾配のゆるい所をさがし、かかとを砂に突き刺すようにしながら、ゆっくりと降りて行きました。
やっとの思いで降りた砂丘、また、上まで登らなければ、帰れません。一歩登っても、半歩下がる。途中で少し、くじけそうになりました。降りて来なければよかった…、
ようやく、元の頂上に戻り、あとは反対側に降りて、平坦な所を歩いて行くだけです。
平坦と思ったのも、束の間、ゆるやかですが勾配は続いて行き、ここまで上がったり下がったりしてきた私はもう、へとへとになっていました。
『水、水、オアシス~~!!』
こんな先人のというか、TVの西遊記の孫悟空たちの言ったような言葉が、口をつきかけて…(+o+)
ようやく、オアシスにたどり着きました。
お茶と、「梨のソフトクリーム」にありつきました。
私は、あせっていた様で、「梨のソフトクリーム」の写真、撮るのを食べ出してから思い付き、あわてて撮りましたが、先っぽのない、あわれなソフトクリームになりました。
なので、小さく小さくアップします。
梨の味?は? (?_?)
でも、さわやかな味で、大満足です(*^^)v
……
実は、今回、砂丘を訪れるにあたり、何も知らない私は大きな間違いをしました。
「風紋」ですが…、
私が砂丘を訪れたのは、11:30頃です。すでに、たくさんの人が、砂丘を訪れ、風紋の上には、おびただしい足あとが付いていました。
『時、すでに遅し!』わずかに残っていた、風紋も近くまで足あとが、忍び寄っています。
勉強しました。(ー_ー)!!
「砂丘は、夜明けに!」 …訪れるべきでした。(ToT)/~~~