織田信長が「天下布武」の夢を描いた安土城跡のある滋賀県安土町。
来年3月の合併で消える事になりました。
合併後の自治体名は、豊臣家にゆかりの深い「近江八幡市」と変わります。
信長が築いた安土城は初めて天守閣を設けたお城で、その後の城のお手本となりました。
信長ゆかりの地「安土」は、16世紀末、日本を訪れたポルトガル宣教師のルイス・フロイスが著した「イエズス会年報」の中でも 「ANZUCHI」 と紹介し、中世ヨーロッパにも伝えられた土地なのです。
一方、「近江八幡市」は秀吉のおい、秀次が築いた城下町です。
合併に伴う名前を巡り、戦乱?7年。
最終的に、安土町側が妥協して、近江八幡市となり、安土の名は消える事となりました。
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今、安土町は、北西の安土山に安土城跡があり、そこから見下ろす所に、「安土城考古博物館」「安土城天守信長の館」「セミナリヨ跡」 があります。(セミナリヨは、日本初のキリシタン神学校)
信長の町「安土」 この名が消えゆくなんて、それでいいのでしょうか?