今日は、龍馬の寓居跡を、
河原町三条下る辺りから少し東の「酢屋・すや」 は東側を流れる高瀬川によって運ばれた材木を商う材木屋でした。
慶応三年(1867) 海援隊の京都の屯所をここの二階に置き、
自らの宿舎ともしていました。
当時、高瀬川の川沿いには各藩の藩邸が立ち並び、各藩との折衝や
各地との連絡にも便利だったので、この「酢屋」 を宿舎としたのでした。
酢屋の主人、酢屋嘉兵衛は龍馬の活動に大変理解を示し、
援助に力を注いでいたそうです。
この頃、身に危険の迫っていた龍馬は住まいを何度か変えていましたが、
酢屋は最後の住まいとなったのでした。
現在二階はギャラリーとし、龍馬関連の資料も展示されています。
一階は、木で出来た小物や、置物や食器などを販売するお店になっています。
今は、お雛様がとても小さいのやら、変わった形のやらと、色々並んでいました。
そう言えば、間もなく雛祭りなんですね~
なお、材木商は京都市中京区千本三条辺りにて、営んでおられます。
「酢屋」では毎年11月15日に、「龍馬追悼展」 が行われて
いつもは見れない龍馬ゆかりの品々が展示されるそうです。