『私たちは春の数日、満開の櫻しか見ていないのでは…。
春夏秋冬、自分だけが見初めた櫻をそっと見に行く。
それが櫻とのおつきあい…。』
は、佐野藤右衛門さんの言葉です。
藤右衛門さんの家は代々御室仁和寺に出入りする農家でしたが、
五代目から植木職となられています。(現在は16代目)
京都市右京区山越中町、広沢の池の近くに藤右衛門さんの
「植藤造園」 はあります。
京都東山 円山公園に「祇園の枝垂れ桜」 「祇園の夜桜」 で有名な
しだれ桜がありますが、初代の桜は昭和22年、枯死しました。
しかし、その実生の桜がここにあります。
大きすぎてカメラに収まりきりません (^_^;)
こちらは紅しだれ桜 ↓
さすが、粋なあしらいがしてありました。
以前、こちらに来た時に、淡い黄緑色の花をつけた木があったのですが、
今回、分かりませんでした。
でも…、まだ咲かない花の中に、
鬱金(うこん) あるいは…、
御衣黄(ぎょいこう)
果たして、どちらを見たのか…?思い出せません。
もっときちんと観察しておけばよかった…(T_T)
ところで、河童のCMでおなじみの『黄桜』 というお酒がありますが、
この黄桜という桜は「御衣黄」 か 「鬱金」 或いはどちらも。
と、色々説があるらしいのですが、ほんとはどうなんでしょう?