kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

長刀鉾の辻回し ②

2011-07-19 11:28:44 | 京都

お稚児さんの降りた長刀鉾、いよいよ最後の

辻回しに入ります。

まず、辻へと進んで行きます。

       

       

         

左右に動かない車輪の向きの微調整は、「車方」 と呼ばれる人が

くさびに棒状の持ち手の着いた様な木製の道具(かぶらごて)を

車輪の下に噛ませて進行方向を正します。

今にも車に引かれそう…、大変やわ~

       

         

    

辻回しは、車輪の下に竹を割った長い棒状の物を敷き詰め、

水をかけ、曳き綱を「曳手」 がグイッと曳きます。

でも、やはり3~4回この作業をしないと90度向きを変えることは

出来ません。 長年の勘がものを言います。

       

        

        

              

    

新町通りは本当に幅が狭く、両側の家とスレスレで、

それでも上手く進んで行きます。

       

     

「くじ取らず」の長刀鉾は、毎年巡行の先頭を行きます。

鉾先に疾病邪悪を払う、三条小鍛冶宗近の長刀(今は複製)

が付いています。

刀先は八坂神社と御所の方角には向かない様に

します。

      

鉾の大きさですが、長刀鉾で、

総重量 : 11トン  高さ : 鉾頭まで25m

車輪の直径 : 2m

     

子供の頃も鉾は大きいと思いましたが、大人になっても

やはり、大きいです。

    

ずっと見上げて撮っていましたので、首と肩と腕が、

コリコリです (^_^;)

     

    

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長刀鉾の辻回し ①

2011-07-19 06:51:09 | 京都

今年は、今まであまり見ていなかったポイントで

巡行を見て来ました。

      

しめ縄切りの四条通麩屋町から、今度は

最後の辻回しのある、御池通新町に来ました。

     

   

          

巡行も御池通り新町まで来ますと、もう終わりが近づいています。

あとは、ここを辻回しして、細い新町通りをすり抜け、

それぞれの鉾町に帰って行きます。

      

その前に、お稚児さんの乗った長刀鉾だけは、

「お位返しの儀」 のために八坂神社に向かう

稚児と禿を鉾から降ろします。

      

長刀鉾のお稚児さんは「正五位」 の位を持つ「神の使い」

とされていますので、地面に足を着けることも許されていません。

そこで、強力(ごうりき) と呼ばれる人の肩に乗って、

鉾を降りていきます。

       

Img_1814

無事、降りました。乗せてもらう方もヒヤヒヤだろうな

        

       

見ている方は、落ちないかとヒヤヒヤものです。

八坂神社でお位返しを済ませるとこれで、

お稚児さんは「神の使い」 という役目から放たれて、

普通の男の子に戻ります。

      

7月1日から、ほんとにお疲れさんでした。

      

そして、この後、鉾は最後の辻回しに入ります。

     

         

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