お稚児さんの降りた長刀鉾、いよいよ最後の
辻回しに入ります。
まず、辻へと進んで行きます。
左右に動かない車輪の向きの微調整は、「車方」 と呼ばれる人が
くさびに棒状の持ち手の着いた様な木製の道具(かぶらごて)を
車輪の下に噛ませて進行方向を正します。
今にも車に引かれそう…、大変やわ~
辻回しは、車輪の下に竹を割った長い棒状の物を敷き詰め、
水をかけ、曳き綱を「曳手」 がグイッと曳きます。
でも、やはり3~4回この作業をしないと90度向きを変えることは
出来ません。 長年の勘がものを言います。
新町通りは本当に幅が狭く、両側の家とスレスレで、
それでも上手く進んで行きます。
「くじ取らず」の長刀鉾は、毎年巡行の先頭を行きます。
鉾先に疾病邪悪を払う、三条小鍛冶宗近の長刀(今は複製)
が付いています。
刀先は八坂神社と御所の方角には向かない様に
します。
鉾の大きさですが、長刀鉾で、
総重量 : 11トン 高さ : 鉾頭まで25m
車輪の直径 : 2m
子供の頃も鉾は大きいと思いましたが、大人になっても
やはり、大きいです。
ずっと見上げて撮っていましたので、首と肩と腕が、
コリコリです (^_^;)