kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

慶雲館(長浜の迎賓館)

2017-05-02 16:33:22 | 滋賀

 

「慶雲館」

と言っても、

ん?

かもしれませんが、

 

「長浜盆梅展」


というと、ああはいはい!

と納得して頂けるのではないでしょうか。

 

 

 庭の中にある門

 

慶雲館は明治時代、天皇の行幸を受けて

長浜の豪商・浅見又蔵氏が私財を投じて建設した長浜にある迎賓館です。

『慶雲館』と命名したのは、時の内閣総理大臣伊藤博文です。
 

 

本館 

お庭の手入れに余念のない係りの方

 

 表の門

 

 

池泉回遊式庭園

大きな岩がいくつも据えられています。

 

昔は、この庭の向こうに琵琶湖が臨め、長浜港が近くにありましたが、

今は、埋立が進んで、見えなくなりました。

 慶雲館の外塀の端の方に石碑が建っています。

 

 

大坂城の近くも、江戸城も、長浜城も周囲は埋め立てていったのですね。

 

庭に戻りまして、 

 

手水鉢

とても大きなものでした。

 

こちらもとても大きいのですが、

 

ひとつは力士像、 明治時代後期の大横綱、

「常陸山谷右衛門」

このお相撲さんが活躍していた頃は角界の黄金期だったそうです。

常陸山は、教養人だったこともあり「角聖」と呼ばれました。

ここの主だった浅見又蔵さんが、好きなお相撲さんだったらしいですよ♪

 

もうひとつは 「松尾芭蕉」 の句碑です。

 

蓬莱にきかはや伊勢の初便り  はせを

 

「はせを」 は芭蕉さんのことだそうです。

芭蕉のふりがな…?

 

明治後期に建てられたもので、高さ5m、重さ10t、日本最大とか。

 

 こちらのお庭は巨岩が多いですね~!

 

本館は、明治ロマンとでも言うのでしょうか、洗練された部屋ばかり。

  

ちょっと変わった掛け軸

 

 

近寄りますと、

 

 

更に、

 

” そないに寿祢すと(そないにすねずと)

こちむか者ん勢(こちむかはんせ)

あしなはな志か(あじなはなしが)

有るわいな(あるわいな) ”

 

牧雲老衲戯写(ぼくうんろうのうぎしゃ)

 とは、

塩澤大定

晩年は京都南禅寺の管長を務める

牧雲は号

老衲(ろうのう)は年を取った僧の自称

 

この掛け軸の歌、都々逸ですか?

 

  

 

 

” 逢うて別れて 別れて逢うて

末は野の風 秋の風

一期一会の 別れかな ” (井伊直弼)


たかさん…かな?


脱線しました



こんなに上等でも、大きい物でもなかったですけど、

同じタイプの階段の手すりが実家にありまして、

口答えばかりする私を父は、ここに括りつけました。

あとは、

どうなったか?

多分、すぐほどいてもらったのだと思います

おばあちゃんは、私の強い味方でしたから(*^^)v

 

慶雲館はとても静かで、趣がありました。

日本家屋はほんとにいいですね。

永く残りますように…

 

 

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