年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。
春と初夏とが日中に混ざりあう時期で一番快適な五月、晩春です。数えきれない程の草や木々が動き出し、道の辺の彼らをじっくり観察する好機です。まさに名も知らぬ植物がわき出して、万物の命の躍動が感じられます。その命のほとばしるエネルギーを自分に取り込んでみませんか。わざわざ遠方にある名所に行かなくても、住まいのすぐそこに自然の躍動が見られます。神の創作された昆虫や草花は精緻で、摩訶不思議です。私たち人間もその創造物の一つです。
お子さんの植物図鑑を開いてみましょう。歳時記も是非ご覧ください。日本人は仕事ばかりして周囲の季節を見逃して暮していませんか。意識して四季の移りかわりとともに生活しましょう。桜はもう葉桜となり桜の実が生っていますよ。「おくのほそ道」の江戸深川の出発は陽暦の5月16日です。
もっこうばらの香りにカメムシが溺れていました。