鎌倉の御霊神社で18日、恒例の「面掛行列」が行われた。鬼やおかめなど10の面をつけた面掛衆と氏子ら100人が近くの通りを14時40分からゆっくりと練り歩き、除災招福と五穀豊穣を祈る秋祭です。直前私が江ノ電鎌倉駅についた途端、秋時雨が銀色に糸を引いて激しくなりました。これでは行列は中止かと懸念しましたが、けろりと雨はやみ長谷駅で降りました。秋の花の日蓮聖人ゆかりの収玄寺を拝み、御霊小路へ左折します。神事が黒山の人の中で行われ、山車を白衣の担ぎ手が取り巻いています。昔は代々、面掛け衆は決まった家しか出来なかったそうですが、今は人手不足でお神輿の担ぎ手も若者たちにお願いしているようです。氏子だけで古来の伝統を維持するのは困難の様子でした。子供みこしもあり沿道の見物から声がかかっていました。
私は極楽寺切通し近くの星の井の向かいで見物しました。それにしても妙なお面がそろそろ歩き日曜カメラマンにはうってつけのお祭りで、「イタリアにはどんな服装で行く」なんてリッチで優雅なことを話していました。ただ、カメラを構えると我勝ちにいい写真をと自分勝手でお行儀が良くないですね。