神戸の大地震から20年、立正佼成会横浜教会での慰霊法要に参加しました。あの震災の朝、現役社員だった私は岡山への出張で品川から羽田空港へのモノレールで震災を知りました。
大阪支店時代に走っていたあの阪神高速道路が横倒しになっている画像や神戸三宮駅前のビルの横倒し、伊丹駅の崩壊画像でショックを受け、ただならぬことを実感しました。
一方朝の自宅のテレビでは社会党選出の村山総理大臣がのんびり対談していて、大災害の第一報が総理に知らされていない体たらくを曝しました。
ゴム臭かったあの懐かしい神戸長田町の商店街が火焔につつまれ、瓦礫に埋もれた家族をどうしようもなく助け出せない酷い残酷な画面に恐怖しました。平成7年それから20年、街の復興は早期に出来たそうですが、心の傷、借財は市民を苦しめているそうです。
神戸教会では震災前日に成人の日を振り袖でお祝いされた娘さんを助け出せなかった会員や地区主任をされていた奥さまを亡くされた会員など涙なしには聞けない心痛むお話がなされました。
私はこの20年健康で幸せに過ごさせて頂いたけれど、あまり成長していないことに愕然とします。生きたくても早世を余儀なくされた震災犠牲者の御霊に深々と頭を下げ祈るばかりです。
南無妙法蓮華経。