今から約1420年も前に聖徳太子が「十七条憲法」を制定され、日本文化の礎が築かれました。大胆に外来の仏教の思想をもとにされているそうです。
頑迷な保守の部族を武力でなく説得、渡来の教え・哲学を大胆に受け入れた頭脳の柔らかさに敬服します。どんなにか頑迷な反対が有ったことでしょうか。
明治時代の功利的「文明」開化とは違う、思想・哲学・文化の受容です。
『心の怒りを絶ち、おもての怒りをすて、人のたがうを怒らざれ。
人みな心あり。
彼よみすれば(ほめる)、すなはち我非なり。
我よみすれば、すなはち彼非なり。
我かならずしも聖にあらず。
彼かならずしも愚にあらず。』
一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつう仏性)、人間の濁った目には見えないけれど、すべてのもの、人には釈尊になれる芽・DNAが植え込まれていると。
ありがたきことです。