カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

大滝ダム 試貯水による地すべり地区

2010年12月05日 | ☆ ふるさと・大和

厳しい冷え込みの朝 良いお天気の予告 日の出前
遥か東の茜空と目の前の霜に覆われた田んぼ
11月29日撮影


< 大滝ダム 試貯水による地すべり地区>
<>
<>
<>
<>
<>
<>
<>
<>
<>

昨日の記事の続編になる。
柏木鍾乳洞からの帰り、大滝ダムの地すべり地区が否が応でも、右手に見えてくる。

青空を背景にした白い橋の線は美しいけれど、この橋を行き来して暮らす人は、地すべり地区のためにほとんど移住して、住む人はいない。

完成後の03年に試験的に水を入れはじめるとダム底に向かって集落ごと地滑りだという。
大滝ダムの試験貯水による地滑りで住宅に多数の亀裂が発生した問題で、国土交通省は仮設住宅で暮らす同村白屋地区住民を全戸永住移転させる方針を決め、住民側に伝えた 。
当時このように報道されて大きな問題となった。

しろや橋を渡ってダムの対岸に行ってみたが、何年か前に来た時にはまだ残っていた家もすっかりなくなり、自然に抗うことの不遜を、この地区の風景を目のあたりにして胸の痛む思いだった。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする