2週続いての大きい台風の来襲には、コースにあたっているところでは、とても心配な時を過ごしています。
台風が来るまでにごろごろ水を汲みに行ってもらえたらと、以前知人にお願いしていました。そのあと体調を崩して、山まで連れて行ってもらえるかとても気がかりでしたが、昨日なんとかお腹も収まり、食事も内容を考えながらとれるようになりましたので、私にとっては「命の水」のようなごろごろ水の採取に、天川村洞川へ連れて行ってもらいました。
車の中から、瞬間的に見た丹生川上神社の境内に2頭の馬が柵のなかにいたのです。今まで洞川行にはR309の通過点で、何度もこの神社の前を通っていましたが、馬を目にしたのは初めてでした。
行き過ぎたのを後戻りして、神社にお参りしていくことにしました。
≪丹生川上神社は天武天皇の時代、白鳳年間の創建と伝わり、平安時代以降は京都の貴船神社とともに国の水神の祭礼をつかさどってきた。それが室町時代の応仁の乱で奉幣が途絶え、その名は歴史から姿を消し、所在不明となる。江戸時代以降、下社、そして川上村の上社、東吉野村の中社の3社が、丹生川上神社に比定され、今に至っている≫ これは帰ってからGoogleで検索した事項です。
神官様のお話ですと、早朝や夕方には、神馬舎の方に入れるそうです。
今までここを通っても気が付かなかったのかもしれません。
、『続日本紀(しょくにほんぎ)』には、祈雨、祈晴(止雨)の臨時祭に馬を奉納したとの記録が残っており、雨乞いには黒馬が、晴れ乞いには白馬が献上されていました。丹生川上神社下社は、毎年6月1日が例祭で、24年は文献に残る最後の記録から562年ぶりに白馬献上を挙行したそうです。
今私が今日の記事の冒頭に白馬を持ってきたのは、台風が近づいている今、「晴れ乞いの白馬」に藁にも縋る思いで、風水害の大きな被害が出ませんようにと、優しい白馬の目を見ながら語り掛けるように呟いていた日の記録です。
国道に面した一の鳥居で、道路を隔てた川岸には「日本最古の水の神様」と染め抜いた幟旗が並んでいます。
二の鳥居と拝殿です。拝殿の屋根の向こうのはるかに小さく見えているのが、本殿です。拝殿から本殿までの急な登り階段が、屋根の着いた珍しい造りです。
拝殿から参拝して、洞川へ向かいました。