紀元の年号を身近で目にするのは橿原神宮だけです。10月24日に橿原神宮に行ってきたのですが、翌日が秋祭りの宵宮で、それについて本宮祭りと、自分も家への人の出入りも多く、多忙の日が続きました。お祭りのデジブックに2日間を費やしているうちに、すっかり疲れて更新の意欲も無くしてしまいました。
画像ホルダーを開けてみますと、こんなに美しい秋の空の時、橿原神宮の菊花展を観に行っていたのだと、すっかり忘れていた「菊薫る日」のことが甦ってきました。
厳かな雰囲気の漂うような橿原神宮の平日です。時々七五三参りの着飾った幼子を連れた若い両親と出会うくらいでした。
拝殿の右側の植え込みに2本の楓の紅葉が、静寂の中の華やぎを見るようです。
珍しい「枝垂れ紅葉」が上から下へ紅葉から緑葉へと、美しいグラデーションの流れを作り出しています。
この日の目的である菊花展です。
1年間かかって丁寧に慈しみながら育てた見事な花たちが待っていてくれました。
亡くなった夫が在職中「一人一鉢運動」が、職場で薦められていたのに興味を持って、我が家でも何鉢か゚1本立の菊作りをしていた頃がありましたので、その世話の様子を目にしていました。
以下菊花展の見事な花に和まされつつ、カメラに収めた美しい花を、明日から11月という日に、やっと更新する気持ちになりました。
「菊の花」
小林愛雄作詞・井上武士作曲/文部省唱歌
きれいな花よ 菊の花
白や黄色の 菊の花
けだかい花よ 菊の花
あおぐごもんの 菊の花
日本の秋を かざる花
きよいかおりの 菊の花