10月の初めごろごろ水を汲みに行った時に、偶然境内で見た白黒二頭の馬(神馬)に惹かれてお参りした「丹生川上神社下社」は下市町でした。それがきっかけに、「上社」「中社」にもお参りしたいとの思いが、常に心の片隅にありました。
トンネルの手前を左折して、上へ上へと五分ばかり上りますと、お社に着きますよと、道の駅の方が教えてくれましたので、石段を上らなくてもいいように、一番奥のお社近くの駐車場まで辿り着くことができました。
拝殿の脇には、厳めしい龍が迎えてくれました。
立派な扁額の文字は「じんうてんれい」と読むのでしょうかわかりませんが、水を司る神様であることを、おぼろに理解しました。
この日お参りできたことに感謝し、丁寧にお参りしました。
ダム建設のためにこの山の上に遷座された新しいお社です。
横の方から写しました。向かって右が拝殿で、左の石垣近くが本殿です。
二頭の神馬の銅像には勢いがあります。
龍神神輿が硝子戸の中に収納されていました。
一の鳥居でしょうか、この石段を登るのが膝に辛かったので第三駐車場まで車で登りました。
よく手入れの行き届いた杉の美林です。神社に上る途中、木立の美しさを撮影しました。
新しい家並みが目立つ国道沿いの道路です。ダム建設に伴ってここに建設された村の家だろうと、思いながら眺めていました。
大滝ダム・龍神湖
台風が2度週末に続いた後でしたので、湖面は濁っているようです。
高い場所から見下ろした大滝ダムです。呼称は「龍神湖」。
昭和34年9月の伊勢湾台風の大被害が、この大滝ダム建設のきっかけになりましたが、それから約半世紀もかかってやっと完成したダムでした。伊勢湾台風の時の雨量を上回る降水量が、最近二度ありましたが、伊勢湾台風の時のような水害は、起きていないということです。
このダムに沈んだ村の家々とともに、丹生川上神社上社も遷座されて現在の位置に立派に建設され、太古の昔からこの村を守っていたように、元の神社跡を見渡せる地に立派に建っています。 5352