いつもはもっと寒い頃に、藁薦被りのお嬢さんたちに、わくわくしながら逢いに来たような気がします。
風の冷たさもなく、小春日和の石光寺でした。
午後の日差しが眩しくて、花の色が飛んでしまわないような、日傘など持って来なかったので、
どの角度から撮ればいいのか、あっちへ行ったり、こっちから見たり、でもしっかり咲いていたのは
いい笑顔で待っていてくれたような気がしました。
ここへ来はじめた頃、「べっぴんさんをちゃんと撮ったっかな!」と年かさのカメラマンさんに声を、
掛けられたことが忘れられません。
もう随分昔のことです。
今日はとりあえず、いい笑顔のお嬢さんを探しながら、境内を歩きました。
明日に続きます。