カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

雛祭り 高取町 町家の雛祭り 巳年の思い出綴り

2025年03月03日 | ▼ 思い出綴り

    

干支が一回り年を戻した巳年の、高取の町家の雛祭りにタイムスリップしました。

そんな思い出綴りです。

昨年の雛祭りの後、「長い間続いた高取の町家の雛祭りを、今年を持って終わります。」というのをテレビで観ながら、

最初の年からずっとこの雛祭りを楽しみに、春は高取からからと思うほど、毎年この町を訪れていた私は、

「後継者」などの問題を抱えてそうせざるを得なかった町の決定を、理解しながら寂しい思いに包まれました。

所が今年になって、25年からの新しい出発として、「この町の佳き伝統を繋げなければ。」という町の決定で

高取の町家の雛祭りの、継続でなく新出発のお知らせをテレビで知りました。

どのような雛祭りになるのかを、是非見たいですが、もう私は高齢で、一人では高取まで行くことの出来ないこと

なので、報道や、ブログ情報などで楽しみたいと思っています。

そこで、いつものように思い出綴りをすることにしました。

沢山の高取の町家の雛祭りの中から、巳年のお雛様を選びました。

ここは例年メイン会場の天段の雛飾りです。

毎年、テーマを変えつつ天段の雛たちは、私を待っていてくれました。

お雛様に花を添える可愛い手芸品の数々は、目を愉しませてくれました。

初回から毎年行っているので、見るのも、テーマを決めての見学でした。

この年は地区ごとの協力体制を結集したような、ジャンボなお雛様と、干支の巳年を表現した屋外の雛を訪ねました。

土佐通りを突き抜けて、一番上の高取城への登山口の集落、上子島の老人会の方々の作品です。

微笑ましい手作りの桜を描いた門の中に、お馬さんと一者に、巳さんのジャンボ雛がいます。

前に居る人と比べても、その大きさがよく分かります。

雌雛もお雛も、それぞれに可愛い絵の衣を纏っているようです。

地区の老人会で何日も日を費やしてこのように大きい立派なそしていい表情をしたヘビのお雛様を

制作されたことな感動するとともに、その過程で楽しい語り合いなどがあったのだろうと、微笑ましいというよりも、尊敬の念を抱きながら、暫く立ち尽くしていました。

この年から何年かたって再び上子島のこの地に来た時、「皆 歳とって もう ようつくらんのよ。」と

畑仕事をしていた人に聴きました。

町中に下りてきて、清水谷地区の「絆広場」の立派なジャンボ雛を見ました。

ここでも干支の巳さんが登場でした。

地区の氏神様、高生神社の絵馬が。お雛様の傍にありました。

これらの画像を見ていますと、高取町の人々の協力体制や、親睦の状況など、いま失われつつある

大切なも人々の絆で、結ばれた素晴らしい町だと思います。

これから始まる新しいお雛祭りが、かつての人々の築いた礎の上に弥栄の行事として続いていくことを祈念しています。

コメント (6)
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