古い画像です。
もう20年、二昔前の画像がありましたので、今奈良の二月堂で毎晩行われているお水取りの修二会に因んだ思い出綴りです。
東大寺お水取りは2025年(令和7年)3月1日(土曜日)~14日(金曜日)に行われます。お松明は19:00から行われます。 ●3月1日~11日・13日は19:00から約20分間に10本の大松明が二月堂に上がります。
●3月12日は19:30から約45分間に11本の籠松明が二月堂に上がります。
最後の日には「尻つき松明」といわれ、10本の松明が、この二月堂の回廊に並び、火の粉を振り落とす。この火の粉を被ると、無病息災に過ごせると、多くの参詣人で、下はいっぱいになります。
何度か現地でお松明の火の粉の下で、無病息災を祈りながらお参りしたことがあります。
このお水取りが終われば奈良にも春が訪れるといわれています。
今年も二月堂からのテレビ放映を観て、
思い出しながら、この東大寺へ送られてくるお水の、その送りもとへと思いを馳せました。
お水取りの神事に使われる水が送られてくるのは、遠く若狭の国小浜からです。
そのことを初めて知ったのは、2001年から巡拝を始めた四国八十八ケ所巡りのツワーの時、
何回目だったか覚えていないのですが、主催者の方が、四国からの帰りのバスを小浜の方へ回ってくださって
小浜のお水送りの行事と奈良との縁を話してくれたのです。
当時私はまだブログを初めてなっかったのですが、カメラに残っていた画像を、2005年の
お水取りの時、この画像と一緒にお四国参りの主催者の方のお話をブログに綴りました。
紫色の文字が、当時のブログ記事をコピーしたものです。
3月2日に、お水送りの神事の行われる、遠敷川(おにゅうがわ)上流の鵜の瀬である。
清らかで豊かな水が流れ、日本の名水百選にも選ばれていると聞いた。
ここで神事が行われて、奈良に向けて、お水送りがされているという、鵜の瀬の川面を見ながら、昨年、ここを訪れた時は、感激したものである。
お水取りの水は、若狭井から汲み上げられていると、昔から何となく聞いていたが、若狭井という井戸は、小浜の鵜の瀬からの、送り水。
もう1254回目ということだから、1250年以上も続く、若狭と奈良の繋がりに浪漫を感じた。
あの鄙びた風景の中を行く、お水送りの行列を見たいものである。
今日、改めて「お水送り」について検索したのが、下の記事です。
「お水送り」は、小浜市の遠敷川が奈良の東大寺とつながっているという言い伝えに基づき、東大寺の「お水取り」に向けて、毎年3月2日で行われている伝統行事です。
2日夜は、小浜市の若狭神宮寺の境内で護摩をたくなどの神事を行った後、白装束の僧侶を先頭にしたたいまつ行列が、ほら貝を鳴り響かせながらおよそ2キロ離れた遠敷川の「鵜の瀬」という河原を目指してゆっくりと進みました。
そして、およそ1時間かけて「鵜の瀬」に着くと、住職がお寺から竹筒に入れて運んだ「お香水」と呼ばれる湧き水を川に注いで「お水送り」を終えました。(福井 NEWS WES)より