今年の三ケ日でいちばん楽しみにしてゐた、ラジオ放送の狂言を聴く。
出演は大藏流の山本東次郎家で、いかにも武家の流れらしい四角四面(しかめづら)なせりふから、人間の性を聴きとる。
「二千石(じせんせき)」は、主人と家来の関係とは主従を超へたもっと深い人間の“縁(えにし)”であることを、めでたさに装飾したお話しであり、
また人間が恐れるのは相手そのものではなく、相手が手にしてゐる“権力”に対し . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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