迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

永遠の結末。

2021-11-06 21:58:00 | 浮世見聞記
新宿區立漱石山房記念館で、「永遠の弟子 森田草平」展を観る。明治四十一年(1908年)に生来のだらしのない女遍歴を象徴するかのやうな心中未遂事件を起こし、そのみっともない顛末を小説化した「煤烟(煙)」が縁で夏目漱石傘下となったことにより社会的抹殺から逃れた森田草平の、生誕140年を記念した特別展。と云っても、展示は残された書簡や原稿の一部、そして解説文パネルが中心で、とにかく「字」だらけで目が疲れ . . . 本文を読む
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