住宅地の電柱で見かけた警告書。犬に字が讀めるのかなど、さういふことは問題でない。二代目桂春團治の「無學の犬」と云ふ一席を、古い音源の復刻版で所蔵してゐる。いつも犬に吠えつかれる男が、おまじなひに“この人噛むな”と掌に書ひてもらひ、それを犬に見せると寄って来なくなったが、仔犬にだけは効き目がなく、「こらアカン、こいつ學校行っとらへん」──そんな噺を、久しぶりに思ひ出した。 . . . 本文を読む
goo blog お知らせ
プロフィール
-
- 自己紹介
- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
最新記事
カテゴリー
最新コメント
- GS/ニッポン徘徊──旧下大崎村点景。
- Stargate/帝国の関門、のちに海の玄関、そして永遠。
- ししまる/いまさらあってもしょうがない。
- ししまる/おなじあなのむじな。
- ししまる/かがみにはうつらない。
- ししまる/ごえんとはそういうもの。
- 紫陽花/よくみねぇ。
- 紫陽花/ささやき。
- ししまる/さりながら、さりながら。
- ししまる/あきぬあじわひ。