雨天の大田區萩中の公園で見かけた、都電荒川線7000形車輌。廢車後にこの公園で“静態保存”されてゐるものだが、文字通り雨晒しで置かれてゐるその姿は、保存と云ふよりやがて朽ちるに任せた“風葬”のやうに、私には映ってしまふ。舞薹で使用されることなく、美術館やら博物館やらで展示されてゐる能面の表情がすっかり死んでゐるのと同じで、本来の用途から外れた鐵道車輌は、もはや生きてゐるとは云へないと、どふしても感 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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