まるで私の活動を後押ししてくれてゐるやうな、嬉しい記事だ。
腹の底から聲を出す謡が心の憂さを晴らす最高の健康法であることは、実はずっと前から言はれてゐたことだが、謡自体が現代人に馴染み無いものゆゑ、全く浸透しなかった。
加賀十三代前田斉泰のやうに、能を舞って脚気が治ったとは初耳だが、摺り足(“運び”と云ふ)とは実は全身の筋肉を使ふ歩行法なれば、それが体中の血の巡りを良くしたのかもしれない。
つまり日本の傳統藝能は、ちゃんと日本人の理に適ってゐるのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/30/f926634536cc47872b5fb2f4cbd4a8ab.jpg?1567694773)
謡ひ、舞ふ──
これだけで長寿を保てるなら、私はいくらでもやるぞえ。