迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

文字通りの笑ひ。

2019-05-19 23:44:48 | 浮世見聞記


町田市民文学館ことばらんどで、「大日本タイポ組合展 文ッ字」を覗く。


私などは完全に活字中毒者であるだけに、どんな内容かとちょっと気になり出かけてみたが、要するに活字を使った模様遊びがいくつも並んだもので、共感できる感性がないと眼がチカチカするばかりで、そそくさと会場を出たくなる。



一階に降りると、講座かなにかがあったらしく、高齢者たちがぞくぞくとロビーに出て来て談笑してゐた。


何か楽しみを持ってゐる人の笑顔に、

年齢なんてない。


笑顔は健康のみなもと。

人相も柔和にする。


昔の人に比べて、現代人は人相が悪ひらしい。


普段なにも考へていないから、顔の筋肉も動かないのだらう。



賑やかに休憩用のテーブルに付ひて、お茶を取り出す高齢者たちの表情はみごとに『笑』の顔文字、そちらを見てゐるはうが面白かった。




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