町田市民文学館ことばらんどで、「大日本タイポ組合展 文ッ字」を覗く。
私などは完全に活字中毒者であるだけに、どんな内容かとちょっと気になり出かけてみたが、要するに活字を使った模様遊びがいくつも並んだもので、共感できる感性がないと眼がチカチカするばかりで、そそくさと会場を出たくなる。
一階に降りると、講座かなにかがあったらしく、高齢者たちがぞくぞくとロビーに出て来て談笑してゐた。
何か楽しみを持ってゐる人の笑顔に、
年齢なんてない。
笑顔は健康のみなもと。
人相も柔和にする。
昔の人に比べて、現代人は人相が悪ひらしい。
普段なにも考へていないから、顔の筋肉も動かないのだらう。
賑やかに休憩用のテーブルに付ひて、お茶を取り出す高齢者たちの表情はみごとに『笑』の顔文字、そちらを見てゐるはうが面白かった。