迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

御世の鏡。

2021-08-07 18:51:00 | 浮世見聞記
臺風九號と十號が日本に接近するなか、雨の止み間に隣町の神社まで散歩する。



今日明日が夏季祭禮なれど、今年も式典のみの斎行でお神樂の奉納などは中止、それでも参拝だけはして、ご縁を結ぶ。


神社によっては、露店は取り止めて神輿や山車は規模を縮小して巡行し、お神樂の奉納も行なふ予定、とするところもある。


だうも對應の足並みが亂れてゐるが、それはそのまま、為政者が人災疫病禍を事實上の野放しにしてゐることの鏡でもある。

それどころか、疫病禍に乗じた不穏な企みを画策してゐるとの噺(ウワサ)もあり、おそらくは来夏も、またおなじ夏を迎へることになるはずだ。





外はいやな感じに蒸し暑い。

さうでさへなければ、まう少し歩きたいところだ。

妙な風も出て来た。

引き揚げたはうがよいらしい。


また明日がある。






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