迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

執心を解ひてたび給へ。

2021-04-18 08:09:00 | 浮世見聞記
早朝のラジオ放送で、金春流の「巴」を聴く。

地謠の優美な哀調を樂しみつつ、かつて舞台で観た、装束の変化による“武者”から“をんな”への視覺的な妙を思ひ出す。



かういふ時、決まって能樂堂へ出かけたい氣持ちがこみ上げて来るが、いまはまだまだ、辛抱立役に徹せねばならぬ。


今はさういふ自分に、せいぜい酔ってゐやう。





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