現状(いま)のままでは、来月の今日に茶番大運動會が開幕する。
街中で、↑な作文を載せた配送車を見かける。
あの名文句を發するべきだらう。
私も含めた國民の大半が、現状では中止が妥當と考へてゐると信じてゐるが──無観客開催の主張は實質の賛成派である!──、今月二十一日より始まった感染擴大劇“第五幕”におゐて、壊滅的な感染爆發が前倒しで訪れない限り、まず予定通りに強行されるだらう。
いや、さうであっても強行されるであらうことは想像に難くないが、それで私の“心が折れる”ことは、決して無い。
すでに何度も述べてゐるが、期間中は逆に徹底して無視し續けることで、意志を表明する。
為政者が現實を見ないのなら、私達がしっかりと見て、そしてここまで堕ちた茶番劇を決して見ないことだ。
どうせ強行してもいざ始まれば、國民はそれを見て感動するに決まってゐる──
實際さうなりさうな気配があるだけに、しかしその代償はあまりに大き過ぎるだけに、私はそのことを危惧する。
街中で、↑な作文を載せた配送車を見かける。
これはむしろ、そのまま人災疫病終熄を目指した檄文として用ゐたいほどの出来栄えだ。
そしてつひに御用學者の域を出られなかった御用學者は、せめてかういふ時にこそ、
あの名文句を發するべきだらう。