落合宿と聞くと決まって思い出すのが、昭和38年12月に公開された工藤栄一監督の映画、「十三人の刺客」。
東映京都で制作されたチャンバラ映画末期の作品で、十三人のサムライが、江戸へ向かう将軍の弟にして暴君の松平斉韶(まつだいら なりつぐ)を襲い、暗殺するというお話し。
片岡千恵蔵や嵐寛寿郎など名優の扮するサムライたちが、殿のお命頂戴と待ち伏せする場所が、美濃落合宿、すなわちこの宿場なのです。
映画そのものはもちろんフィクションですが、上段写真に見るごとく、現在の町並みからは、あの延々続く泥臭い殺戮シーンを彷彿とさせる雰囲気はありません。
ちなみに暴君松平斉韶に扮したのは、のちにテレビの時代劇で悪役として異才ぶりを発揮した、菅貫太郎。
その強い個性が私は好きでしたが、残念なことに交通事故に巻き込まれ、壮年にして亡くなられました。
写真右手にあるのが、本陣です。
そのさき左手には、和宮降嫁の行列が通った際、おもてなしの寒天を煮るのに使用したと云う大釜が、展示保存されています。
さらに進んでゆるい下り坂に入ると、松の枝が道へ大きく迫り出している善昌寺の前で枡形に左折して宿場を抜け、
次の中津川宿へと向かいます。
落合宿と中津川宿の間は一里と、中山道でもっとも短い距離ですが、その間には写真↓のような殺人的な急坂が続く、
なかなか油断のできない区間でもあります。
東映京都で制作されたチャンバラ映画末期の作品で、十三人のサムライが、江戸へ向かう将軍の弟にして暴君の松平斉韶(まつだいら なりつぐ)を襲い、暗殺するというお話し。
片岡千恵蔵や嵐寛寿郎など名優の扮するサムライたちが、殿のお命頂戴と待ち伏せする場所が、美濃落合宿、すなわちこの宿場なのです。
映画そのものはもちろんフィクションですが、上段写真に見るごとく、現在の町並みからは、あの延々続く泥臭い殺戮シーンを彷彿とさせる雰囲気はありません。
ちなみに暴君松平斉韶に扮したのは、のちにテレビの時代劇で悪役として異才ぶりを発揮した、菅貫太郎。
その強い個性が私は好きでしたが、残念なことに交通事故に巻き込まれ、壮年にして亡くなられました。
写真右手にあるのが、本陣です。
そのさき左手には、和宮降嫁の行列が通った際、おもてなしの寒天を煮るのに使用したと云う大釜が、展示保存されています。
さらに進んでゆるい下り坂に入ると、松の枝が道へ大きく迫り出している善昌寺の前で枡形に左折して宿場を抜け、
次の中津川宿へと向かいます。
落合宿と中津川宿の間は一里と、中山道でもっとも短い距離ですが、その間には写真↓のような殺人的な急坂が続く、
なかなか油断のできない区間でもあります。