バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

ことばの芽

2006年09月07日 | 成長記録
ここ2日くらい前から「はい」と言うようになってきたバンビ。いままで肯定の返事は「あぁ」か「うん」しか言わなかったんだけど。
とはいえ、クリアな発音の「はい」ではなく、「はい」と「えい」の間くらいのカンジ。それでも私には”おぉ、言えるんじゃん。バンビー!”ってすごく嬉しい出来事。

最近バンビはものの名前にとても興味があり、例えばいろんなミニカーを次々私に見せて「あ」と言う。私が「バス」とか「タクシーよ」とか「トラックだね」と返事をするまでしつこーく「あ、あ!」と言い続ける。
テレビを見ていても、外を歩いている時も、好きな乗り物や動物を見たら指差しして「あ、あ!」と言う。「バイクだよ」とか「ワンワンかわいいね」とか私が答えるまでずーっと。

見た目も2,3才に見える子が「あ」だけを言い続けている姿は、他人が見たらやっぱりちょっとヘンかもしれない。私だってその辺多少は気になる。それに忙しいときにあーあーとしつこく言われたら、正直”あぁもう、うるさい!”と思ってしまう。(ほんとにちょっとイラっとする程しつこいし。)

でも、それがバンビの中の”ことばの芽”を育てるんだと思えば、こっちもできるだけ相手をしてやりたい気になる。「ブーブーだね」とか言ってもらえた時のバンビはほんとに嬉しそうな顔するし。

で、今日センターの心理の時間。パネルに6つのイラストが書いてあって、先生がバンビに「バスはどれ?」とか「コップはどれ?」とか言うと、ちゃんとそれを指差しできていた。(2パターンやったけど、全部正解した。)
「おはし」も最初はわからなかったけど、私が「ご飯の時ママが使ってるよ。」とフォローしたらわかったし、しかも指差す時にバンビが「これ」と言っているのを何度か聞いた。(「こぇ」ってカンジの発音だけど。)先生も驚いていたけど、私もびっくりした。
バンビの中に、ちゃんと「ことば」が蓄積されているんだなー としみじみ実感。

これまでも耳で聞いて理解はできているので(どこまでかは別として)、普通に話しかけてきたっていうか、半ば意識してものの名前を伝えるようにしてきたけど、それで良かったのかも~と嬉しくなった。
今はまだ小さな小さなことばの芽がぐんぐん伸びるようになってきたら、それは私も嬉しいけど、バンビ自身だってきっとものすごく楽しいに違いない。言葉でコミュニケーションが取れるようになれば、世界はもっと広がるはず。
そう、来春幼稚園に入るまでに、お友達や先生とおしゃべりができるようになればいいなぁ。あせらずがんばろうね、バンビ。