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このところ新しいドラマに目移りしていて、しばらく「フレンズ」を見てなかったんですが、やっぱりこのドラマは「使える表現」の宝庫です。
シーズン4第7話「From ジョーイ to チャンドラー」
ジョーイの彼女を好きになってしまったチャンドラー。
でもたった今別れたところだから、お前が好きになってもいいぞ、
でも、、、とジョーイがチャンドラーに言ったせりふです。
You might have your work cut out for you.
"cut out for" は何かの仕事などに「向いている」という意味でよく使われますが、
"have one's work cut out for" だと
「難しい仕事が待ち構えている」という意味になります。
遠山先生の「英会話入門」にこの表現が出てきた時にあっ、あのおなじみの表現ね、なんて思ったらこんな意味もあるんですよと説明があって、ほーと驚きました。
ジョーイのこのせりふは「なら覚悟しとけ」という字幕になってました。
この表現を知らなかったら、このせりふ、「お前に向いている仕事があるぞ」なんていう意味だと思っていたでしょうね。
遠山先生、ありがとう!
ディケンズからという"cut out for" の語源、興味深いですね。
ディケンズはこれまで高校の教科書に出てきたDavid Copperfieldの一部(しかも簡略版)しか読んだことがありません。
こういうのを聞くとディケンズ読んでみたくなります。
Then old Fezziwig stood out to dance with Mrs Fezziwig. Top couple, too; with a good stiff piece of work cut out for them; three or four and twenty pair of partners; people who were not to be trifled with; people who would dance, and had no notion of walking.
Fezziwig 夫妻が、多くの人々の前で肉料理なども出された後に、メインイベントのように、最初のカプルとして踊り始めるところで、肉料理との関連で、cut out という語を使い、緊張するので、a good stiff piece of workという語を使ったのが、その後、stiff という語なしで、have one's work cut out forで、「難しい」という意味を持たせるようになったのではないかと思います。
私も今回ラジ子さんのブログを検索して仕立て屋さんの語源の件も復習しました。
放送で聞いた内容を100%覚えていたら今頃私たちとんでもないことになってますよ。
覚える、忘れる、忘れていたことを思い出す、また覚える、これの繰り返しですね。
3番目の忘れていたことを思い出す機会を作ってくれるのがブログ仲間です。ありがとうございます。
we still have our work cut out for us.
(まだ苦労しています。)
てっきり「向いてる」方だと思いますよねぇ。
「仕立て屋さんが洋服を縫う前に、生地を裁断して並べておくことに由来する」
という語源まで、コメントで教えていただいてあったのに...。我ながら本当に残念な記憶力です。